名探偵鼻血小五郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 02:30 UTC 版)
「現代用語の基礎体力」の記事における「名探偵鼻血小五郎」の解説
怪人に誘拐された薄幸の美少女あきを、名探偵鼻血小五郎が救出するコントで、連続劇の形を取っている。小五郎やあきと怪人のやりとりや、あきのボケぶり、怪人の異様なまでに高ぶったテンションが@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}見もの[独自研究?]。 話の筋はほぼ毎回、「あきが替え歌を歌いながら登場」→「怪人出現」→「あき誘拐される」→「全く無関係の映像」→「オープニング」→「怪人のアジト」→「怪人があきを拷問?にかける」→「小五郎登場」→「小五郎が怪人を退治」→「エンディングおよび解放されたあきと惨めな怪人の対比」のワンパターンであるが、各話にはそれぞれタイトルが付き、そのタイトルと怪人があきを陥れる罠や、その後に行う拷問の内容がリンクしている。 事件解決後の鼻血小五郎のセリフは「よかった、全然よかった」であり、美少女あきの壊れっぷりをさらに演出している。 オープニングには川下大洋による、 「名探偵、鼻血小五郎。彼の回りでは、取り憑かれたように猟奇的な事件が次々と発生する。そのなぞに満ちた犯罪を究明し解決すること。すなわちそれが、神が彼に与え給うた宿命なのである」 というナレーションが入る。脚本は当時まだ駆け出しだった放送作家の倉本美津留。倉本美津留はこのコーナーだけでもDVD化したいと、自身のインターネットラジオ『倉本美津留のインターネットかるら』で語った。 鼻血小五郎:升毅 怪人に囚われ、拷問にかけられたあきの「鼻血のをじさん、たすけて〜」の呼び声で怪人のアジトにかけつけ、登場当初には必ず「名探偵、鼻血小五郎参上」の名乗りをあげる。あきのことを「お嬢さん」と呼ぶ。いつも三つ揃えのスーツ姿で、懐には常に短銃を隠し持っている。 ありがちだが、主人公でありながら、登場人物3人の中では一番影が薄い。放送終結直前に、事もあろうにその「お嬢さん」に自らの銃で撃たれて死亡。最終回にてサイボーグ化されて「メカ 鼻血小五郎」として蘇るが、あきは怪人のことを忘れて見境なく攻撃する。 薄幸の美少女あき:羽野晶紀 いわゆる海老茶式部(明治から戦前の女学生)の格好をしており、毎回必ずコーナー冒頭にシャレにならない童謡などの替え歌おお牧場はみどり → ♪おお五月はみどり…木内みどり、海老名みどり、萩尾みどり、畠山みどり…緑魔子はどこいってん、ヘイ! おもちゃのチャチャチャ → お餅で逝っちゃった… などを唄って登場する。その後、怪人の仕掛けた幼児でもまず騙されないだろう罠に陥り、怪人に誘拐される。小五郎を「鼻血のをじさん」、怪人を「怪人さん」と呼ぶ。劇中では小五郎や怪人以上に派手に動き回っており、とても薄幸には見えない。 怪人:槍魔栗三助 毎回決まって「ウヒョヒョヒョヒョヒョ」の笑い声とともに登場。黒いシルクハットに黒マントの装束で、サルバドール・ダリのような口ひげを蓄えており、自らを「おいちゃん」と名乗り、あきを「小娘」「わらべ」などと呼ぶ。 なぜか執拗にあきをつけ狙い、毎回しょぼい罠を仕掛けるも、不思議なことに毎回誘拐には成功する。その後に決まってアジト(毎回同じ地下室、おそらくは予算の関係から)に連れ込み、あきを笑わせたり、好物を目前におきわざとじらす、といった拷問にかけるが、けっきょく小五郎のしょーもない戦術に引っかかってあきを救出された上に、最後は必ず小五郎の短銃で撃たれる。実は怪人はあきの父親で、親子の名乗りを上げたいがために毎回誘拐を繰り返していたのであった。
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