名前《珠》の読み方
人名用漢字「珠」の主な読み方
しゅ、たま、じゅ、す、み、ず男の子の名前の読み方
しゅ、たま、じゅ、す、み、ず女の子の名前の読み方
しゅ、たま、じゅ、す、み、ず漢字に込められた主な意味・イメージ
「珠」は、「玉、宝石」を表す「王」と読み方を示す「朱(しゅ)」を組み合わせた漢字です。「朱」は、「木の切り口の中心の赤みがかっている部分」を表す指示文字。「木の切り口(円)の中心」から転じて、「丸い」という意味でも用いるようになりました。「王」と組み合わせた「珠」は、「丸い玉」を表しています。「珠」は、たま。貝類の中でつくられる丸い玉や、「真珠」に似た丸い粒を指します。また、美しいものを表すたとえや形容としても使用されています。「真珠(パール)」とは、二枚貝から採れる宝石の一種。貝の中に入った異物を吐きだせずに残ってしまった場合、異物を包み込むために貝殻と同じ成分が分泌されます。分泌された成分で何層にも包み込まれて、丸い形になったものが「真珠」です。主な産地として、日本や中国、オーストラリアなどの沿岸が挙げられます。紀元前3200年頃のエジプトでは、装飾品や化粧品、漢方として用いられていました。日本でも、縄文時代に加工された可能性が高い淡水パールが出土されているほか、「魏志倭人伝」には邪馬台国の卑弥呼が中国に大量の真珠を献上したことが記されています。
「珠」のイメージ:花に花言葉があるのと同様、石にも「石言葉」があります。「真珠」の石言葉は、「健康、冨、長寿」や「純潔、清潔、純粋無垢、素直」。石言葉から、「清らか、(女性の)美しさ、高貴、凛とした、柔和、心が落ち着いている」といったイメージが想起されます。また、「掌中之珠」は「最も大切にしているもの、最愛の子供や妻」を表す四字熟語です。「真珠」は母貝の中で育まれるため、「家族の愛の象徴」だとされています。よって、名前の「珠」に込められている想いは「魅力的で(心まで)美しい人になってほしい」や「気配りのできる人になるよう」、「輝くような人生を送ってほしい」などです。
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