名前《稔》の読み方
人名用漢字「稔」の主な読み方
みのる、じん、ゆたか、とし、のり、なる、なり、みのり、みの男の子の名前の読み方
みのる、じん、ゆたか。「とし」や「のり」、「なる」や「なり」と読む場合は、他の漢字と組み合わせて用いられることが多いです。女の子の名前の読み方
みのり。「稔(みのり)」と読む一方、「稔(みの)」に「り」の響きを持つ漢字を組み合わせて「みのり」とする場合もあります。漢字に込められた主な意味・イメージ
「稔」は、「稲、穀物」を意味する「禾(のぎへん)」と「念(ねん)」とを組み合わせた漢字。もともと「穀物がみのること」を表していた漢字は、「年」です。しかし、「年」が1年、2年の「とし」の意味を表す漢字として用いられるようになりました。「禾(のぎへん)」に「念」が組み合わせられたのは、「念」が「年」と同じ「ねん」という響きや、「時間をかける、中に含む、いっぱいつまっている」という意味を持つからです。よって、「稔」は「とし(年)」の意味も表しています。「稔」とは、みのる、みのり。「稲が成熟する、穀物が実をつける」様子を表す漢字です。また、「とし(年)、経験をつむ、重なる」という意味もあります。「稔」のイメージ:「稔」は、手間をかけて育ててきたものがようやく実を結んで収穫できるような、「稲、穀物の成長過程」を表しています。長い時間をかけて結果につなげる、「努力」や「誠実」というイメージ。さらに、「稲、穀物の成長過程」には「成長」や「発展」、「豊かさ」のイメージもあります。「稔」に込められている想いは、「コツコツと努力を積み重ねることができるように」や「のびのびと成長してほしい」、「努力が報われて、豊かで幸せな人生を送ることができるように」です。
「みのる」を使ったことわざとして、「みのるほど頭を垂れる稲穂かな」が挙げられます。「みのるほど頭を垂れる稲穂かな」とは、「人格者ほど謙虚な姿勢である」こと。よって、「稔」には「礼儀を忘れず、常に謙虚な姿勢であってほしい」という想いも込められています。
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