名前《穂》の読み方
人名用漢字「穂」の主な読み方
人名「穂」の読み方は「ほの」「ほ」「お」「のり」「み」「みのる」などです。男の子の名前の読み方
男の子の名前「穂」の読み方は、「お」「ほ」などがあります。「穂」は女の子の名前に使われるイメージがありますが、男の子の名前にも使えます。女の子の名前の読み方
女の子の名前「穂」の読み方は、「ほ」「みのる」などがあります。漢字に込められた主な意味・イメージ
「穂」とは、お米や麦などの穀物の穂先、実がつく部分のことを示す漢字です。日本は瑞々しい稲の穂がたくさん実る国として、別名「瑞穂の国」と呼ばれています。昔の日本では税として米が納められるほど、人々の生活になくてはならないものでした。ヘンの「禾(のぎへん)」は「稲・穀物」、ツクリの「恵」は、「恵み・ほどこし」といった意味があり、2つの字を組み合わせると「稲の恵み」という意味になります。ツクリの「恵」には「慈しむ・恩を施す」という意味があるため、「穂」には優しく周囲を包み込むといったイメージもあると言われています。稲が実る秋を彷彿とさせる「穂」は、素朴で優しい印象を与えてくれます。また稲の穂は太陽の光をたくさん浴びて、まっすぐ空に向かって成長していきます。黄金色に輝く稲穂を子どもの成長に重ね合わせて、実りある豊かな人生を願って名付けられます。手間暇かけて育てることで豊かに実る稲の様子が、人が成長する過程をイメージさせるからです。さらに稲には純朴で高潔というイメージもあると言われています。稲穂のように実のつまった素晴らしい人になってほしいといった願いが込められることもあります。
稲の穂は悪天候など様々なことに耐えて、穂を実らせるたくましい穀物です。そのため、困難に負けずにすくすくと育ってほしい、たくましい人生を歩んでほしいという意味合いもあります。稲の穂は豊かに実れば実るほど、穂が重くなり頭が下がったようになります。この様子を人に置き換えて、いつでも謙虚さを忘れない人でいてほしいという想いを込めて用いられることもあります。
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