合わせガラス
安全ガラスのなかのひとつ。JISでは「外力の作用によって破損しても、破片の大部分が飛び散らないように2枚以上の板ガラスを、プラスチックフィルム(ポリビニールフーチラールなど)を中間膜として接着したガラス」と定義している。合わせガラスのうち、中間膜の厚さ0.76mmを使用して耐貫通性能を重視したものをHPRといい、JISでは合わせガラスAと呼び、中間膜の厚さ0.38mmで接着性能を重視したものを、合わせガラスBと呼んで区別している。合わせガラスに使用する板ガラスは普通、板ガラスまたは磨き板ガラスで、強化ガラスではない。また、合わせガラスの種類を形状により(1)平面合わせガラス(2)曲面合わせガラス、の2種類に分類している。自動車の前面ガラスには合わせガラスを使用しなければならない(保安基準)。強度が高く、破損しても樹脂フィルムの中間膜により破片がつながっているので飛散せず、クモの巣状のひびが入るだけでものが貫通しにくいという特徴がある。飛び石による破損時も視界が確保されるうえに衝突時の安全性も高いため、強化ガラスに代わり、フロントウインドウに採用されるようになった。
参照 安全ガラス、強化ガラス、HPR合わせガラス合わせガラス
合わせガラス
合わせガラス
合わせガラス(JIS R 3205)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 11:56 UTC 版)
「窓ガラス」の記事における「合わせガラス(JIS R 3205)」の解説
2枚のガラスの間にポリビニルブチラールなどの透明フィルムをはさみこんで、オートクレーブ成形したもの。破損時に破片がほとんど飛散せず、耐貫通性に優れているため、強化ガラスと共に安全ガラスと総称される。
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