各神社の関係とは? わかりやすく解説

各神社の関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 23:40 UTC 版)

要石」の記事における「各神社の関係」の解説

香取神宮小史によれば葦原中津国平定において香取ヶ浦はなお「ただよへる國」「地震(なゐ)頻りであった。これは地中大きな住みついて荒れ騒いでいるためであった。そこで香取鹿島大神地中深く石の棒をさし込み大鯰の頭と尾を刺し通した。鹿島神宮要石大鯰の頭を押さえると伝えられる鯰絵では、大鯰踏みつける姿や、剣を振り下ろす姿がよく描かれる地上部分はほんの一部で、地中深くまで伸び地中暴れて地震起こす大鯰あるいは竜を押さえているという。あるいは貫いている、あるいは打ち殺した刺し殺したともいう。あるいは、2つ要石地中繋がっているという。また、龍は巻き付いて国土守護しているとも言われる。ただし、大鯰(または竜)は日本全土に渡る、あるいは日本取り囲んでいるともいい、護国役割もある。なお、鹿島神宮香取神宮は、日本古来から神宮名乗ってたたった3社のうち2社であり(もう1社は伊勢神宮)、重要性うかがえる要石打ち下ろし地震鎮めたのは、鹿島神宮祭神である武甕槌大神表記各種あるが鹿島神社に倣う。通称鹿島様)と、香取神宮祭神である経津主神といわれる前述)。ただし記紀そのような記述はなく、後代付与である。建御雷命武甕槌神)は葦原中国平定国津神悉く鎮め平らげたことから、大地要石押し鎮めたという伝説生まれたとされる武甕槌大神武神剣神(剣をフルう神)であるため、要石はしばしば剣にたとえられ石剣と言うことがある。『新鹿神宮誌』では「建御雷神タケミカヅチ)」「布都御魂(フツミタマノツルギ)」の語源より「天にありてはイカヅチ)としてものを震(フル)わせ、地にありては地震として震(フル)う」とし、狭義としての地震ではなくフツギョウ払暁)」「万物胎動としての震い起こし(剣を振う/震い起す大神鹿島立ち東国芽生え安産祈願としての常陸帯)」等の象徴的意味合から要石信仰はじまったとする。 また、大村神社要石武甕槌大神経津主神によって神護景雲元年767年)に奉鎮されたものとされており、現在は配祀神として祀られている。 鹿島神社要石については、鹿島神宮のものを模したのであるとされている。 伊能穎則江戸時代末期国学者)は「あづま路は 香取鹿島二柱 うごきなき世を なほまもるらし」と詠んでいる。

※この「各神社の関係」の解説は、「要石」の解説の一部です。
「各神社の関係」を含む「要石」の記事については、「要石」の概要を参照ください。

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