古墳群の立地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/01 23:24 UTC 版)
龍角寺古墳群は印旛沼北西部の標高約30メートルの下総台地上に位置している。龍角寺古墳群がある付近の下総台地は幅が比較的狭く、古墳群は狭い台地上を北西側から南東側に約1.5キロメートルにわたって帯状に分布している。古墳群の中で比較的早い時期に造られたと考えられる前方後円墳や円墳は、古墳群の西側である印旛沼に面する場所に位置しており、後半に造られた龍角寺古墳群を代表する浅間山古墳・岩屋古墳、そして岩屋古墳の後に造られたみそ岩屋古墳などの方墳は、古墳群の北方にかつて存在した香取海方面からの谷の源頭部にあたる丘陵上に築造されている。これは浅間山古墳や岩屋古墳などの方墳は、印旛沼よりも北側の香取海方面を意識して築造場所を選んだものと解釈されている。 龍角寺古墳群のすぐ南東側には、上福田古墳群、大竹古墳群というやはり古墳時代後期から終末期にかけて造営された古墳群がある。上福田古墳群、大竹古墳群については古墳群の構成などから龍角寺古墳群と同一の古墳群と見なす研究者もいる。 また龍角寺古墳群の南には4世紀から古墳の造営が見られる公津原古墳群、そして印旛沼東岸には北須賀勝福寺古墳群があり、印旛沼東岸には多くの古墳群が存在する。
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古墳群の立地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 18:57 UTC 版)
長柄桜山古墳群は、逗子市と葉山町の境界にある丘陵地帯の尾根上にあり、古墳群を構成する1号墳、2号墳ともに逗子市と葉山町にまたがっている。第1号墳の墳頂部は標高127.3メートル、第2号墳は標高101.5メートルあって、ともに丘陵の尾根の小ピーク部分に築造されている。第1号墳と第2号墳ともに前方部が西側、後円部が東側を向いており、両方の古墳間の距離は約500メートルである。 現在、古墳は木々に覆われて充分に展望が利かないが、第1号墳からは逗子市街地や東京湾、東京湾越しに房総半島まで望める。一方、第2号墳からは相模湾と、相模湾越しに富士山を望むことができる立地環境である。 第1号墳付近から臨む逗子市街地。 第2号墳から望む富士山と江の島。
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