受信機と受信アンテナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 19:32 UTC 版)
短波放送を受信するためには、これに対応した受信機(ラジオ)が必要である。 2022年(令和4年)現在の日本では、アイワ、「ELPA」ブランドの朝日電器、「Audio Comm」ブランドのオーム電機、「ANDO」ブランドのアンドーインターナショナル、「Qriom」ブランドの山善の各社が短波ラジオ(ワールドバンドラジオとも)を製造し、国内の家電量販店、ディスカウントストア、ホームセンターやインターネットの通信販売などで販売している。中国のTECSUN・DEGENなどのメーカーが生産する安価な短波ラジオが、「株・競馬ラジオ」などと称して販売されているほか、日経ラジオ社(ラジオNIKKEI)受信専用の短波ラジオもある。 また、上級者向けにアマチュア無線機や業務用無線機などの製造販売メーカーが、据置型やハンディ型のオールバンド受信機(広帯域受信機)を製造している。これらは主にアマチュア無線専門店で販売している。 バブル景気期は時代を反映し、高級車のデッキでの短波ラジオの搭載が見受けられたが、現在はトヨタ・センチュリーのみに搭載されている。 海外から輸入する場合、ラジオ放送用の受信機器(関税率表85.27項)については関税率を無税としており、関税定率法の規定により、計算される課税価格 に対して消費税が課される。個人輸入で比較的安価に購入できるものもあるが、故障の際に日本で修理できず、自力で修理するリスクもある。 一般的な短波ラジオは、電波が不安定な特徴があるので付属ロッドアンテナ(棒状アンテナ)に市販の家電用の電線コード(3m~5m程度)を繋いで、窓際や屋外に出すだけでもかなり受信感度が向上する(ロングワイヤーアンテナを参照)。外部アンテナが接続可能な機種もある。窓際や屋外に外部アンテナを設置することにより格段に受信感度が向上する。 「BCL#BCLラジオ」も参照
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