原宿交差点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 07:45 UTC 版)
国道1号と環状4号(神奈川県道23号原宿六ツ浦線)の交差点。横浜市の中心部からは離れているが、交通の要衝として、また渋滞スポットとして知名度が高かった。 東海道を含め古くからの街道筋が集まる要衝といえる場所であるため、自動車社会の到来と共に渋滞が慢性化した。神奈川県内の渋滞ワースト1にランクされていた。 1960年代から慢性化した渋滞は、国道1号の利用者のみならず、国道西側地域の住民に大きな犠牲を強いた。こうした傾向は、交差点付近に開業した横浜ドリームランドの存在が拍車を掛けた。 当初、ドリームランド側は、モノレール(ドリーム開発ドリームランド線)による人員輸送を打ち出したが、諸事情により早々に営業を休止。バス輸送に転換したため、渋滞は休日にまで生じるようになった。また、敷地の一部に団地群(ドリームハイツ)を造成されたため地域の人口が激増。交差点付近の渋滞は、時間帯も問わず慢性化した。 1980年代にはドリームランド周辺と大船駅を結ぶバスが、交差点の手前で1時間以上も足止めされることも珍しくない状況であった。 2000年を過ぎてからはドリームランドが廃園になったものの、跡地に横浜薬科大学が設立されたため、渋滞解消が急務となっていた。 建設省(当時)は、国道1号を820mにわたり拡幅し、その中央部をトンネル化する計画を立案。1987年に事業着手したものの、折からのバブル景気により地価が高騰。用地買収は難航した。 一方で、1990年代には環状4号線側も含めた部分的な拡幅工事が進み、徐々にではあるが渋滞はやや緩和方向に向かった[要出典]。
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