博物館島の美術館・博物館(世界遺産)
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「ベルリンの博物館・美術館」の記事における「博物館島の美術館・博物館(世界遺産)」の解説
シュプレー川とクプファーグラーベン(ドイツ語版)のあいだにある博物館島は、古代の寺院建築に影響を受けた古典主義スタイルのなかで、1822年にカルル・フリードリッヒ・シンケルが設計した。1830年以降、ルストガルテンに旧博物館が、1843年~1855年のあいだに新博物館が、1897年~1904年にカイザー=フリードリヒ博物館(今日のボーデ博物館)が、1907年~1930年のあいだに、西南アジア博物館(ドイツ語版)、ベルリン・古典古代コレクション(ドイツ語版)、ドイツ美術館(ドイツ語版)を統合したペルガモン博物館が建設された。 1880年~1905年に在職した総支配人リヒャルト・シェーネ(ドイツ語版)、1905年~1920年までは後継者のヴィルヘルム・フォン・ボーデ(ドイツ語版)のもとで、王室コレクションが、1918年以降はベルリン国立ミュージアムが世界に認知された。 ボーデ博物館の絵画館は、ロンドン・ナショナル・ギャラリーと並んで、古代以降の絵画史の最も重要で体系的なコレクションとして知られており、彫刻コレクションとビザンティン美術館(ドイツ語版)も同様の水準にある。古代コレクションには、名前の由来であるペルガモン時代(紀元前180年~160年頃)の貴重な財宝、ペルガモンのゼウスやアテネへの奉納品、紀元後165年ごろに建てられたミレトスの市場門(ドイツ語版)などが所蔵されている。その他にも、貴重なギリシア・ローマ時代の彫刻がある。西南アジア博物館(ドイツ語版)には、新バビロニア建築の印象的な文化遺産、バビロニア市城郭のイシュタル門、ネブカドネザル2世(紀元前6世紀)時代のオブジェなどが所蔵されている。イスラム美術館での最も重要な作品は、ムシャッタ宮殿のファサードである。 博物館島の建造物群は、1999年にユネスコの世界遺産に登録された。 ミトレスの市場門(ドイツ語版) イシュタル門 ムシャッタ宮殿のファサード
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