南風の淡紅【ハエノアワベニ】(草花類)
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登録番号 | 第14566号 |
登録年月日 | 2006年 12月 14日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 南風の淡紅 よみ:ハエノアワベニ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業生物資源研究所、沖縄県 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台二丁目1番地2、沖縄県那覇市泉崎一丁目2番2号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 永冨成紀、出花幸之介、山口博康、森下敏和、宮平永憲、高江洲和子、坂本守章 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、放射線照射した「太平」の培養変異個体から育成されたものであり、花は黄白色の大輪で切花及び鉢物向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや太、色は褐、強さは強、中空の程度は無、摘心後の分枝性は中、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、一次欠刻及び葉の表面の色は中、裏面の色は濃、毛じの多少は中、光沢度は強、厚さはやや薄、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心する、舌状花数及び管状花数は中、分布は集中、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は尖る及び有突起、花弁の長さは大、幅は中、外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2201)、裏面の色は黄白(同2201)の地色に濃紫ピンク(同9213)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさはやや大、花首の太さはやや太、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は晩である。「太平」と比較して、外花弁の表面の色が黄白であること、裏面の色が黄白の地色に濃紫ピンクのぼかしが入ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、独立行政法人農業生物資源研究所放射線育種場(茨城県那珂郡大宮町)において、平成元年に「太平」の葉片を培養したものに放射線照射をしカルス由来の再分化個体を得て、2年にこの中から変異個体を選抜し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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