南風の永光【ハエノエイコウ】(草花類)
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登録番号 | 第14563号 |
登録年月日 | 2006年 12月 14日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 南風の永光 よみ:ハエノエイコウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業生物資源研究所、沖縄県 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台二丁目1番地2、沖縄県那覇市泉崎一丁目2番2号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 永冨成紀、出花幸之介、山口博康、森下敏和、由比真美子、宮平永憲、高江洲和子、坂本守章 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、放射線照射した「太平」の培養変異個体から育成されたものであり、花は淡紫ピンクの地色に浅橙色のはけ目が入る大輪で切花及び鉢物向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは中、色は緑、強さは強、中空の程度は無、摘心後の分枝性は中、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅はやや広、葉の縦横比は中、葉柄の長さは短、一次欠刻はやや深、葉の表面及び裏面の色は淡、毛じの多少は多、光沢度は弱、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆ど無である。花の大きさは大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多、管状花数はやや少、分布は集中、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は尖る及び有突起、花弁の長さは大、幅は中、外花弁の表面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9502)の地色に浅橙(同1602)のはけ目が入る、裏面の色は淡紫ピンク(同9502)、舌状花表面の色の分布状態ははけ目、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄色、花たくの形は平らなドーム状、大きさは中、総ほうの大きさは大、花首の太さはやや細、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は晩である。「太平」と比較して、外花弁の表面の色が淡紫ピンクの地色に浅橙色のはけ目が入ること、裏面の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、独立行政法人農業生物資源研究所放射線育種場(茨城県那珂郡大宮町)において、昭和62年に放射線照射した「太平」の花弁を培養してカルス由来の再分化個体を得て、63年にこの中から変異個体を選抜し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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