南部杜氏の酒造用具
名称: | 南部杜氏の酒造用具 |
ふりがな: | なんぶとうじのしゅぞうようぐ |
種別: | 生産、生業に用いられるもの |
員数: | 1788点 |
指定年月日: | 1982.04.21(昭和57.04.21) |
所有者: | 花巻市 |
所有者住所: | 岩手県花巻市 |
管理団体名: | |
備考: | 米研ぎ52点,蒸し111点,麹つくり216点,〓取り131点,仕込み105点,槽掛け585点,夏囲い65点,詰出し155点,その他の酒造関係295点,仕事着52点,信仰儀礼10点,その他11点 |
解説文: | 岩手県の石鳥谷町周辺は南部流杜氏【とじ】の発祥の地といわれている。ここの杜氏は古くから東北地方を中心に四国地方にまで足跡を残し、越後・丹波のそれと並んで全国的に著名である。 最近は、杜氏の酒造技術も近代化されてきたが、この酒造用具は、かつての酒造の過程で使用された種々の関係用具等を巨細に取りまとめたものである。酒造の各過程である米研【と】ぎ・蒸し・麹つくり・〓【もと】取り・仕込み・槽掛【ふなが】け・夏囲い等の関連諸用具をはじめ、関係の出荷用具・信仰儀礼用具・仕事着等が収集されており、中でも漬米・蒸し米等の持ち運びに使われたカスリと呼ばれる桶、〓の育成を促すのに使った暖気樽【だきだる】、酒樽に差し込む様々な呑口【のみぐち】類等には特色が見られ、酒造過程の実際から考案されたものが少なくなく、南部杜氏の酒造の実態と変遷を示すものとして重要である。 |
生産、生業に用いられるもの: | 北陸地方の木地製作用具 十津川郷の山村生産用具 南佐渡の漁撈用具 南部杜氏の酒造用具 吉野林業用具と林産加工用具 周防大島東部の生産用具 土佐豊永郷及び周辺地域の山村生産用具 |
- 南部杜氏の酒造用具のページへのリンク