千葉貞胤とは? わかりやすく解説

千葉貞胤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/28 00:50 UTC 版)

千葉 貞胤(ちば さだたね)は、鎌倉幕府末期から南北朝時代武将千葉氏第11代当主。第10代当主・千葉胤宗の子。


注釈

  1. ^ 得宗家は本来ならば将軍の下で一御家人という立場にありながら、烏帽子親関係による一字付与を利用して、他の有力御家人を統制したことが指摘されており、地域棟梁格の有力御家人であった千葉氏もその統制下にあった[2][3]。その統制の主体である烏帽子親、すなわち有力御家人が一字を賜る相手が将軍から得宗家へ移行したという見解も示されており[4][5](詳細は北条氏#北条氏による一字付与についてを参照)、泰胤北条泰時頼胤北条時頼宗胤胤宗兄弟が北条時宗胤貞貞胤北条貞時高胤北条高時から一字を拝領したと考えられる[6]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k 岡田 1990, p. 389.
  2. ^ 菱沼一憲『中世地域社会と将軍権力』汲古書院、2011年。 
  3. ^ 肥前千葉氏調査委員会「「服部英雄 中世小城の景観・海から考える」」『中世肥前千葉氏の足跡 : 小京都小城の源流』佐賀県小城市教育委員会、2011年。hdl:2324/20437CRID 1130282270956311040https://hdl.handle.net/2324/20437 
  4. ^ 角田朋彦「偏諱の話」『段かづら』三・四、2004年。 
  5. ^ 山野龍太郎 著「鎌倉期武士社会における烏帽子親子関係」、山本隆志 編『日本中世政治文化論の射程』思文閣出版、2012年、163頁。 
  6. ^ 紺戸淳「武家社会における加冠と一字付与の政治性について」『中央史学』二、1979年、p.15系図・p.18、CRID 1570009752940858752 


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