千葉区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 19:25 UTC 版)
1969年に計画された外環道千葉区間においては、市街地や住宅地を通過する一部区間があったこともあり、沿道住民などによる激しい反対運動が生じて1973年に事業凍結された。1987年から当初の高架構造から半地下の掘割構造への変更が検討されはじめ、1995年に決定したが、当初計画の幅員40mが環境対策で60mまで拡幅されることとなり、中核派が起こした千葉県収用委員会会長襲撃事件の影響による収用委員会の機能停止に輪をかけて用地取得を困難なものにした。
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千葉区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 18:59 UTC 版)
外環道千葉区間は、通称千葉外環とも呼ばれ、埼玉県三郷市・東京都葛飾区境から湾岸道路までの区間にあたり、通過する市区により葛飾区間、松戸市区間、市川市区間に分けられる。自動車専用部については東日本高速道路(NEXCO東日本)により埼玉県内と同様に「東京外環自動車道」の延伸部として建設され、2018年(平成30年)6月2日に開通した。 開通前の従来ルートでは渋滞が慢性化している、首都高速6号三郷線・中央環状線・千葉県道1号市川松戸線などを経由する必要があったが、開通後は大幅に時間短縮され、三郷JCT - 高谷JCTの所要時間は15分程度となっている。 千葉外環は、首都高速道路の慢性的な渋滞緩和につながる「最重要区間」であったため、実現に向けて、さまざまな対策が施されている。基本的構造としては、高速道路部が下段、一般道路部が上段の掘割スリット構造となっている。 市川市区間は、用地収用率が100%となっていたが、他の区間に比べ用地収用が遅れぎみだったため、任意交渉と並行して土地収用法における強制執行の手続きが進められ、2010年(平成22年)12月17日に土地収用法に基づく事業の認定が告示され、2011年(平成23年)11月28日には国土交通省と東日本高速道路株式会社は千葉県収用委員会に対し、未買収用地の一部の強制収用の裁決を求める申請を行った。 なお、首都圏の3環状9放射の高速道路計画では、高谷JCTをそのまま南下し第二東京湾岸道路(調査中)と接続する計画であるが、船橋市にある三番瀬の環境保護問題や公共工事の見直しで、第二東京湾岸道路の建設そのものの目処が立っていない。
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