千文字家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 14:09 UTC 版)
千文字 ?(ちもじ ?) 千文字製薬の会長。政財界に多大な影響力を有する老人で、有鬼派長老の一人。孫娘をはじめとする有鬼派内の急進派とは異なる動きをしている。図書館の事件では蠱術に巻き込む鬼神の数を増やすため、竜造寺に白澤と蠱猫の保護を依頼する。古代鏡事件で『雲外鏡』の合わせ鏡を作り出し、平行世界の住人を呼び込んだ。その後、新世界を独善的に動かし始めたため、生き残った幻生人類と対立することとなる。 千文字 未緒(ちもじ みお) 千文字製薬会長の孫娘で、付属図書館の総務課勤務。当初は小夜子の親友を装っていたが、実際は有鬼派内の急進派を率いる幹部で、小夜子しか近づけない付属図書館の別館にある「本草霊恠図譜」を狙っている。慕っていた叔父が有鬼派を裏切り小夜子の義父となったため、彼女を憎んでいた。春の図書館事件の失敗後、姿をくらましていたが、阿留賀島の一件で夏海静男に協力する形で暗躍した。その後、古代鏡の事件で自身のあずかり知らぬところで事態が動いていることを察知、大生部・小夜子らと協力し祖父の元へ向かう。『童』の使役者。 勝呂(すぐろ) 付属図書館の総務課長。若い頃にモデルをしていたことが自慢で一部にファンもいるが、仕事振りは無能な上に細かいことに厳しい。千文字未緒に『針口』をつけられているため、命令には絶対服従だが、勝手に図書館を爆発するなど行き過ぎた行動をとる。春の事件での連続女性殺害犯として逮捕されたが、鬼神の能力を使い逃亡した。図書館の事件や阿留賀島の一件では、『針口』で人々を操った。 猿投 保(さなげ たもつ) 美袋学園文化人類学嵯峨野研究室の四回生→院生。有鬼派に取り入り、データベースの入力作業を仕切る。抜け駆けをして『白澤』の召喚に失敗、そして白石に倒されたが、現在は美緒とともに行動している。阿留賀島の一件では『図譜』の強奪や「グゼの海図」入手のために働いた。佐織に好意を抱いており、その思いがゆがんだ方向に向かってしまい、白石をかばった彼女を誤って傷つけてしまう。その後、白澤連に預けられた彼女の元なども見舞っており、白澤樓崩壊時には彼女をかばって死亡した。『奴延』の使役者。
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