医療と高齢化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 15:47 UTC 版)
下庄地区内の旧・国道2号と、かつて旧・倉敷市営バスが運行されていた、岡山県道73号箕島高松線の旧・区間(栗坂地区~上東区間)が交わった、『備中庄』交差点の南角を少し南側へ入った旧・県道沿いに、旧・県道と西側沿いに流れる水路との間の、数メートル間口ほどの横長敷地に吉備町内に本社のある地元タクシー会社の、吉備タクシー庄営業所が唯一、庄村時代から続いていた。合併後は建屋は残るものの何時しか使われなくなり、平成にはいってからは、西側沿いに流れる水路の大規模な護岸工事の際に買収されて消滅となった。その後は現在に至るまで、吉備町内の本社からの無線配車により、地元民が利用している。昔からの個人・企業などを問わず、固定客を多く抱えまた時節柄、福祉タクシーやジャンボタクシーなども所有し、重宝されている。 そのほか、川崎医大病院玄関前を常駐場所とする県内大手の平和タクシーや、JR中庄駅北西側の松島地区に、かつて数年前まで存在した岡山交通中庄営業所(現在は民間駐車場へ転換)は、当時の営業所番号を転送して倉敷市内の移転先で対応している。営業所時代の名残から、庄地区近辺の事情に精通し、また特に福祉タクシーとして未だ指名のある多くのドライバー達が、中庄駅前や川崎医大病院を営業エリアとしているなど、郊外地区にしてはタクシー事情に恵まれているので、各社ともに無線配車による到着時間も比較的早い傾向となっている。 なお、川崎医大病院からの乗客は患者をはじめ、病院職員などのタクシー利用率も高い。しかし、ほかの地区同様に中・長距離客がある一方、多くの利用客はJR中庄駅までの「初乗り料金」だけで済む、いわゆる、ワンメーター利用客が占める現状がある。これは、県外もふくめた遠路からも高度医療を頼って来院する患者も多く、また特に医師や教員・研究者が通勤用のマイカーを職員用駐車場に残して、出張や地方の学会などに出席するために中庄駅を頻繁に利用するという、特殊な事情も絡んでいるためである。
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