北朝鮮核問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 17:15 UTC 版)
北朝鮮核問題について、「朝鮮(北朝鮮という呼称を使うことは、朝鮮半島にすむ人間を差別することだとして批判している)が使用済核燃料の全量を再処理して原爆を作ったとしよう。その場合には(中略)いくら頑張ってもせいぜい3発の原爆しかできない」「私は、原爆は悪いと思う。どこの国も持つべきでないと思う。朝鮮だってやらないに越したことはない。でも、厖大に核兵器を持っている国(アメリカ合衆国)が、あるやないや分からない国(北朝鮮)に対して悪の枢軸というレッテルを貼り、制裁するなどという主張は決して認めてはならない」「米国は核兵器、生物兵器、化学兵器、大陸間弾道ミサイル、中距離ミサイル、巡航ミサイル、ありとあらゆる兵器を保有し、自らの気に入らなければ、国連を無視してでも他国の政権転覆に乗り出す国である。そうした国を相手に戦争状態(朝鮮戦争は現在も終結しておらず休戦状態である)にある国が朝鮮であり、武力を放棄できないことなど当然であるし、核を放棄するなどと表明できないことも当然である」との認識を示した。また、2009年の北朝鮮によるミサイル発射実験については、「日本政府は北朝鮮が(人工衛星ではなく)長距離弾道ミサイルを発射すると決めつけ、撃墜命令まで出して危機を煽りました。一体、人工衛星を打ち上げると国際機関に通告した国に対して、それを撃墜するなどと表明する国がどこにあるのでしょう?」「日本はすでにH-IIロケットをはじめ多くのロケットを打ち上げてきましたし、朝鮮に対するスパイ衛星(情報収集衛星)さえ打ち上げています」と述べるなど、日本政府の外交対応に対しても批判している。
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