創世記とは? わかりやすく解説

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創世記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/12 03:49 UTC 版)

光と闇の分離

創世記そうせいきヘブライ語בראשיתギリシア語Γένεσις英語: genesis)は、古代ヘブライ語によって記された、ユダヤ教キリスト教の聖典とされ、キリスト教啓典である聖書旧約聖書)の最初の書かつ、正典の一つとして扱われている。写本が現存しており、モーセが著述したとされている。いわゆるモーセ五書は、ユダヤ教においてはトーラーと呼ばれている[1]

『創世記』はヘブライ語では冒頭の言葉を取ってבראשית(ベレシート、bereshit)と呼ばれており、これは「はじめに」を意味する。また、ギリシア語の七十人訳では、2章4節[注 1]からとって「γένεσις(ゲネシス)」と呼ばれており[4]。「起源、誕生、創生、原因、開始、始まり、根源」の意である[5]

主な内容

内容は、「天地創造と原初の人類」、「イスラエルの太祖たち」、「ヨセフ物語」の大きく3つに分けることができる。

  1. 天地創造と原初の人類
  2. 太祖たちの物語
  3. ヨセフの物語
    • 夢見るヨセフ 37章 - 38章
    • エジプトでのヨセフ 38章 - 41章
    • ヨセフと兄弟たち 42章 - 45章
    • その後のヨセフ 46章 - 50章

ユダヤ人の歴史の物語は、聖書で『創世記』の次に置かれている『出エジプト記』へ続いていく。

脚注

注釈

  1. ^ 「これが天地創造の由来である。」[2]
    原文:“Αὕτη ἡ βίβλος γενέσεως οὐρανοῦ καὶ γῆς, ὅτε ἐγένετο[3]

出典

  1. ^ 創世記」『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』https://kotobank.jp/word/%E5%89%B5%E4%B8%96%E8%A8%98コトバンクより2022年2月2日閲覧 
  2. ^ 口語訳聖書『創世記』2章4節”. Wikisource. 2017年12月12日閲覧。
  3. ^ Γένεσις, Κεφάλαιον β'(七十人訳聖書『創世記』2章)”. Wikisource. 2017年12月12日閲覧。
  4. ^ Carr 2000, p. 491.
  5. ^ Γένεσις - LSJ The Online Liddell-Scott-Jones Greek English Lexicon” (英語). Thesaurus Linguae Graecae. 2017年12月12日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク



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