前史から会社創立まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 03:23 UTC 版)
「ニッセンホールディングス」の記事における「前史から会社創立まで」の解説
1957年(昭和32年)に京都市で設立された、京友禅の機械染め加工を手掛ける「東洋機械染工有限会社」を前身とする。3年後の1960年(昭和35年)に株式会社化し「株式会社東洋捺染」に社名変更。東洋捺染では、全国の染色や洗張の仲介業者から京都へ集まる注文を捌いていた。 東洋捺染の京都市内にあった東工場と西工場のうち、西工場が1965年(昭和42年)に独立し「株式会社日本捺染」を設立。日本捺染は、染色メーカーとして機械染め(捺染)を手掛ける傍ら、商事部を設置して呉服店に反物の卸売を行う呉服問屋としても営業を行った。 その成功を受け、1970年(昭和45年)4月に日本捺染の商事部を分離し「株式会社日本染芸」を設立。京都本社と秋田営業所において呉服専門のカタログ販売を開始した。 1970年代当時は日本におけるカタログ通販の黎明期であり、当初は客足が鈍かったものの、美容室にカタログを配布することで主婦の口コミにより広まって注文が増加した。このため美容室を「エージェント」と呼ばれる営業拠点とし、全国展開への足がかりとした。そして取り扱い商品も拡大し、呉服だけでなく洋服や宝石・貴金属などのアクセサリーなども扱うにあたり「日本染芸」の社名がイメージにそぐわなくなったため、1974年(昭和49)年12月に株式会社ニッセンに商号変更した。
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