初代 JF1/2型(2011年 - 2017年)
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「ホンダ・N-BOX」の記事における「初代 JF1/2型(2011年 - 2017年)」の解説
軽自動車事業の刷新に先駆けて行われたマーケティング調査で「軽ラインアップがライバルに比べ手薄であること」が指摘された。そこで、軽自動車市場の約3割を占める人気カテゴリーでありながら、既存のホンダ軽自動車のラインアップにはない軽自動車規格のミニバンともいえる「軽スーパーハイトワゴン」を開発することとなり、当時大人気だったダイハツ・タントに対抗させた。。 初代は開発に際し、シャシとエンジンをセットで考えるという観点から、LPL(開発責任者)の浅木泰昭を含め、第2期ホンダF1に携わったメンバーが開発スタッフとして参画している。 市販とは直接関係ないものの、デザイン要素の多くは2006年のロサンゼルスオートショーにて公開されたステップバスコンセプトから取り入れられており、実質N-BOXの原型と言える。 市販モデルは、2011年(平成23年)に開催された第42回東京モーターショーに出展され、『N CONCEPT 1』は『N BOX(標準形)』、『N CONCEPT 2』は『N BOX Custom』(エヌ ボックス カスタム)、『N CONCEPT 3』は『N BOX +』として市販された。 2012年(平成24年)7月には、「新しい可能性をプラスする」をコンセプトに、N BOX +を発表(詳細は後述)、2014年(平成26年)12月には、ロールーフ(チョップドルーフ)モデルであるN-BOX SLASHを発表・発売した。 製造は従来よりホンダの軽自動車を手掛けている八千代工業(現・ホンダオートボディー)ではなく、鈴鹿製作所で行われる。 発売直後から数多くの賞を受賞し、軽4輪車部門の新車販売台数では2014年(平成26年)を除いて首位を獲得。更にホンダ4輪車史上最速となる累計販売台数100万台を達成するという大ヒットを記録、ホンダの看板車種にまで一気に登り詰めた。 2017年発表の2代目においてはLPLを白土清成が担当。世代交代に合わせ、ライフスタイル・ブランドとして認知度を高める戦略を採用。「N」のロゴマーク入り雑貨を販売したり、愛用者の生活・仕事への利用をホームページで紹介したりするマーケティングを展開している。
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