初代 AA/VF型(1981 - 1986年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 10:14 UTC 版)
「ホンダ・シティ」の記事における「初代 AA/VF型(1981 - 1986年)」の解説
1986年10月31日に発表・発売された。キャッチコピーは「才能のシティ」。 このモデルチェンジにおいて、コンセプトに大きな変化があり、「クラウチングフォルム」と呼ばれたロー&ワイドなデザインとなり、軽量な車重(ベーシックグレードは680kg)と相まって、走行性能の向上がなされた。エンジン構成はD12A型(1カム4バルブのSOHCエンジンは1986年当時、国産車としては初のメカニズム)のみで、装備品等の違いによって「GG」/「EE」/「BB」の3グレードで商品展開を行った。 1988年10月、マイナーチェンジが行なわれ,主力エンジンはD13C型に変更された。この時従来のシングルキャブ仕様に加え、PGM-FI仕様が追加された。シングルキャブ仕様は、1.2Lの「BE」の他1.3Lの「CE」/「CG」が設定され、PGM-FI仕様は「CR-i」/「CZ-i」の2グレード構成となった。 中期には販売力強化を目的に、「CE」の装備を充実させたお買い得グレード「CE Fit」、PGM-FI仕様では「CR-i」ベースの限定高級グレードである「CR-i Limited」が投入され、後期には「CZ-i」グレードにマイナーチェンジが施される。 最終的に販売終了時点では、グレードの統廃合により「Fit」/「CR-i」/「CZ-i」の3グレード構成となる。 初代と大きく変化したエクステリアや、ターボなど高性能グレードの未設定といった商品力の乏しさがユーザーには受け入れられず、売れ行きは低迷し1994年3月に生産中止、翌1995年12月末を以って販売終了。シティという名称を持つ国内モデルはこの代で途絶え、GA系車両としては1996年に「ロゴ」(GA3/5)が実質的な後継車種として発売された。生産終了前月までの国内新車登録台数の累計は16万7521台。
※この「初代 AA/VF型(1981 - 1986年)」の解説は、「ホンダ・シティ」の解説の一部です。
「初代 AA/VF型(1981 - 1986年)」を含む「ホンダ・シティ」の記事については、「ホンダ・シティ」の概要を参照ください。
- 初代 AA/VF型のページへのリンク