国内モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/23 22:24 UTC 版)
日本では、当時国内に点在したラジオシャックチェーンと、全国の特約店で販売された。カナCPUモデルは1979年6月25日発売。 日本で販売されたモデルは、当初は付属の電源ユニットをAC100Vに変更したのみであったが、後にカタカナ(とアルファベット小文字)に対応したカナCPUモデルが販売された。キーボードがカナ配列に変更されており、Enterキーの大きさを半分にして「¥」キーを増設している。また右Shiftキーをカナ切り替えキーに変更して、Shiftキーが左側のみになっている。ファームウェアやBASICインタプリタの違いによる互換性の問題があり、特にマシン語プログラムは、そのままでは動かないケースが殆どだった。 モニタとのセット販売のみで、標準ディスプレイとグリーンディスプレイの2モデルが用意された。価格はグリーンディスプレイの方が2万円高かった。既存モデルをカナCPUモデルにコンバージョンするサービス(CPUボードとキーボードの交換)も提供された。 ソフトウェアでは、カナCPUに対応したアセンブラやDOS、カナ文字対応の在庫管理ソフトなどが発売された。 ティアックからは、互換機のPS-80(データレコーダ標準搭載)やPS-85(FDD標準搭載)が発売された。
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