初代 AL25G型(1982年 - 1988年)
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「トヨタ・スプリンターカリブ」の記事における「初代 AL25G型(1982年 - 1988年)」の解説
1995年8月 3代目デビュー。このころはRVが圧倒的な支持を得ており、カリブも最初で最後となるFF(2WD)車を追加し、価格帯を下方へ拡げることで拡販に対応したが、初代以来の個性は弱まっていた。グレード体系は完全に一新され、上から「Zツーリング」、「Vツーリング」、「Sツーリング」となり、8代目カローラの欧州向けワゴンタイプと姉妹車になった(この8代目カローラのワゴンタイプは日本未導入で、カローラ店では7代目カローラ派生の3代目カローラワゴンを継続生産した)。ボディカラーは「スーパーホワイトII」、「シルバーメタリック」、「ダークグリーンマイカ」、「アップルグロートーニング」と呼ばれるレッドマイカとシルバーのツートンカラー、「ミッドナイトトーニング」と呼ばれるブラックメタリックとシルバーのツートンカラー、「コズミックブルートーニング」と呼ばれる紺とシルバーのツートンカラー、「オアシスグリーントーニング」と呼ばれるエメラルドグリーンとシルバーのツートンカラーの7色が設定された。 初期のCMは、黒人4人のゴスペルグループボーイズ・II・メンが出演。なお、欧州市場には、WRCで活躍したカローラFX(カローラWRC)と同様の丸型2灯のヘッドライトを持つ前面デザインが与えられ、「カローラワゴン」の名で販売されていた。これは後に日本国内でも「カリブロッソ」の名で販売された。なお、このCMでは梅宮アンナが出演していた。 また、モデルライフ中にはクロカンを意識し、大型フロントプロテクションや背面スペアタイヤを装着した特装車「フィールドハンター」の設定もあった。 1996年5月 FF車をラインナップに追加し、ZツーリングとSツーリングに設定。同時に1.6LのFF車に4A-GE型4気筒20バルブスポーツツインカムエンジンを搭載したBZツーリングを設定した。これは、カリーナとともに4A-GEエンジンを最後に搭載した(カリブとしては当世代が唯一)車種となった。さらに全車にABSと助手席エアバッグを標準装備している。 1997年4月 マイナーチェンジ。衝突安全ボディGOA、マルチリフレクターヘッドライトの採用、前後バンパー、リアコンビランプ、インパネ、フロントシートのデザインを変更。また4A-GE搭載車に6MTを採用した。 1998年4月 丸型ヘッドライトやメッシュグリルなどを採用した、他グレードとは異なる外観のロッソを追加。さらに、全車に助手席シートベルト非装着警告灯を装備。 2002年7月、生産終了。以後、在庫対応分のみの販売となる。 8月、販売終了。スプリンターは名実共に34年の歴史に幕を閉じた。 1995年販売型 リア AE111G 3代目スプリンターカリブ Zツーリング(フロント・ヘッドライトはBZツーリング用に変更) AE111G 3代目スプリンターカリブ Zツーリング(リア) スプリンターカリブ ロッソ(フロント・写真はロッソと同型の欧州向けカローラワゴン) スプリンターカリブ ロッソ(リア・写真はロッソと同型の欧州向けカローラワゴン)
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