初代の州旗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/12 06:25 UTC 版)
1861年以前、ミシシッピ州には公式の州旗がなかった。南北戦争開戦間近の1861年1月9日にミシシッピ州がアメリカ合衆国(ユニオン)からの離脱を宣言すると、傍聴席にいた傍聴人が議場のミシシッピ議会議員にボニーブルーの旗を手渡し、独立の証として州都ジャクソンの州会議事堂の上に掲げられた。その夜、ジャクソンの住民はこの旗を掲げて通りを練り歩いた。アイルランド出身の歌手で劇作家のハリー・マッカーシー(英語版)は、その様子を見て、愛国歌『ボニー・ブルー・フラッグ』を作詞作曲した。この歌は、『ディキシー(英語版)』に次いで当時のアメリカ連合国で人気のある歌であった。 ミシシッピ州の最初の州旗は別名「マグノリアの旗」として知られる。1861年3月30日から1865年8月22日まで公式の州旗だった。1894年に現在の旗が初めて採用されるまで、この旗は非公式に使用されていた。1861年1月26日、州議会の議員たちは、州の紋章と「適切な旗」をデザインするために任命された特別委員会の報告書を承認した。委員会が推奨した旗は「白地の旗、中央にマグノリアの木、左上隅に青地で中央に白星、旗は赤い縁取りと旗の端に赤いフリンジで仕上げる」であった。時間的制約と「州の防衛のための手段」を調達しなければならないという圧力のため、代議員たちは1861年1月に公式に旗を採択をしなかったが、同年3月に再招集されたときに採択した。南北戦争中は南軍の様々な旗の方が頻繁に掲揚されていたため、マグノリアの旗が広く使用されたり掲揚されたりすることはなかった。南北戦争終結後の1865年にジャクソンで開催されたミシシッピ州憲法制定会議は、1861年の議会で可決された多くの法律や決議を無効にした。無効化された法律の中には、1861年の「ミシシッピ州の紋章と旗を制定する」法律もあり、これ以降1894年まで、ミシシッピ州には公式な州旗がない状態となっていた。 .mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}マグノリアの旗 一般的に使用された、非公式の変種 ?
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