初代の劇場
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「ロイヤル・オペラ・ハウス」の記事における「初代の劇場」の解説
1728年に俳優兼マネージャーであったジョン・リッチは、劇作家ジョン・ゲイの『乞食オペラ』を上演した。このオペラは大きな成功を収め、これにより得た資金を元に歌劇場の建設が決定、エドワード・シェファードの設計による初代のシアター・ロイヤル (Theatre Royal) が建設され、1732年12月7日に1回目の公演が行われた。 数百年の間、シアター・ロイヤルはオペラ以外の公演も行う劇場として機能している。これはチャールズ2世により認可された特許状が、ロンドンにおける演劇全般を開催する独占権を与えていたためである。 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルは、本拠地のヘイマーケット国王劇場をライバルの貴族オペラに奪われたため、1734年から貴族オペラの倒産する1737年までコヴェント・ガーデンでオペラを上演した。また、1743年以降のオラトリオ作品の大部分もコヴェント・ガーデンで上演された。彼がジョン・リッチへと譲ったオルガンは舞台の最も目立つ位置に据えられていた。なお、1808年に発生した火事によってこのオルガンを含め、多くの物品は失われてしまった。
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