初代の発売から復刻まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/10 13:41 UTC 版)
「アンデス25」の記事における「初代の発売から復刻まで」の解説
最初は1985年に発売されたが、間もなく製造中止となった。理由は、教育楽器として児童が吹奏するには息や音程のコントロールが難しく予想ほど売れなかったこと、同社のメロディオンと競合する可能性があったこと、などである。その一方、ヴァイオリニストで作曲家の中西俊博など一部の音楽家は、アンデスの繊細で独特な音色を評価して使い続けた。 1995年、栗コーダーカルテットの栗原正己は、音楽劇『銀河鉄道の夜』で中西俊博の演奏を聞き、初めて「アンデス」という楽器の存在を知り衝撃を受けた。栗原は1998年に「アンデス」を入手して、自分たちの音楽活動でも活用。これを皮切りに、幻の楽器だった「アンデス」が世に知られるようになり、鈴木楽器製作所に入手の問い合わせが相次ぐようになった。廃棄寸前になっていた金型は修復され、2007年についに復刻販売(アンデス25F)を果たした。
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