刑事事件化
刑事事件化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 08:13 UTC 版)
2009年2月10日、大阪府警・福岡県警・熊本県警の合同捜査本部は、不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで、三笠フーズ社長、同社元顧問(旧宮崎商店元社長)、同社社長秘書、子会社・辰之巳の元営業課長(元顧問の長男)、マルモ商事社長の5人を逮捕。詐欺罪での立件も視野に入れて捜査が行われた。 続いて浅井ルートの捜査が行われ、2009年6月12日には株式会社浅井の社長が、2009年6月18日は転売先であるノノガキ穀販の元社長が、それぞれ食品衛生法違反(規格基準外食品の販売)の疑いで逮捕された。しかし、浅井社長は食用としての販売は行っていないこと、ノノガキ穀販元社長は事故米との認識(故意)が無いことを、それぞれ主張して、両者とも容疑を否認した。 2009年6月30日、大阪地方裁判所において、三笠ルートの第1回公判(初公判)が行われ、三笠フーズ他法人3社と三笠フーズ元社長、同社元顧問(旧宮崎商店元社長)両名は起訴事実を全面的に認め、マルモ商事社長は加担は認めるものの詳細は知らなかったと一部否認した。 2009年10月16日に、大阪地裁にて三笠ルートの判決言渡しがなされ、三笠フーズが罰金800万円、当時の同社社長が懲役2年及び罰金400万円(併科刑)、関連会社の辰之巳が罰金500万円のそれぞれ実刑判決がなされた。また、マルモ商事に罰金300万円の実刑判決、同社社長に懲役2年・罰金150万円で懲役については4年間の執行猶予付き判決がなされた。 2009年11月5日に、名古屋地方裁判所において、浅井ルートのうちノノガキ穀販についての判決言い渡しがなされ、同社に罰金100万円、同社元社長に懲役1年2月及び罰金100万円・懲役について執行猶予3年の判決が言い渡された。また、2010年1月13日には、名古屋地方裁判所において、浅井ルートのうち株式会社浅井についての判決言い渡しがなされ、同社に罰金150万円、同社元社長に懲役2年及び罰金150万円・懲役について執行猶予5年の判決が言い渡された。
※この「刑事事件化」の解説は、「事故米不正転売事件」の解説の一部です。
「刑事事件化」を含む「事故米不正転売事件」の記事については、「事故米不正転売事件」の概要を参照ください。
- 刑事事件化のページへのリンク