再始動からゲイリー・ブルッカーの死去まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 12:39 UTC 版)
「プロコル・ハルム」の記事における「再始動からゲイリー・ブルッカーの死去まで」の解説
バンド解散後、ゲイリーはソロ活動を展開していたが、1990年にドラマーのB.J.ウィルソン(英語版)が肺炎で死去したことをきっかけに、哀悼の意味をこめて1991年にバンドを再結成し、アルバム『放蕩者達の絆』を発表した。ロビンは短期間で脱退するが、バンドはその後も北米や英国を中心に散発的にライブを行っており、2003年にはマシュー、キースらも参加した再結成後第2作のアルバム『ウェルズ・オン・ファイアー』をリリースしている。 彼らは、デビュー曲を別とすれば、総じて華やかなチャート・アクションとは縁の遠いバンドであった。しかし、プログレ的ではあるものの分類の難しい独特な作風はロック史上に一特色を呈するもので、結成から半世紀近くを経た21世紀になって、世界各国で再評価の機運が高まっている。 なお、彼らは1972年にテン・イヤーズ・アフターとのジョイントコンサートで来日し、2003年には再来日して四人囃子との共演を実現させた。また2012年には松任谷由実とのジョイントライブを日本国内数箇所で行なう。 2017年4月には、クリームとの共同作業で知られるピート・ブラウンを作詞家に迎えた14年ぶりの新作『乙女は新たな夢に』のリリースに至った。 2022年2月、主宰ゲイリー・ブルッカーが病没。これにより、活動に事実上の終止符が打たれた。
※この「再始動からゲイリー・ブルッカーの死去まで」の解説は、「プロコル・ハルム」の解説の一部です。
「再始動からゲイリー・ブルッカーの死去まで」を含む「プロコル・ハルム」の記事については、「プロコル・ハルム」の概要を参照ください。
- 再始動からゲイリー・ブルッカーの死去までのページへのリンク