ウェルズ・オン・ファイアーとは? わかりやすく解説

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ウェルズ・オン・ファイアー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/06 14:30 UTC 版)

ウェルズ・オン・ファイアー
プロコル・ハルムスタジオ・アルバム
リリース
録音 コスフォード・ミル[1]
ジャンル プログレッシブ・ロック
時間
レーベル イーグル・レコード
プロデュース レイフ・マッケンナ、プロコル・ハルム
専門評論家によるレビュー
プロコル・ハルム 年表
放蕩者達の絆
(1991年)
ウェルズ・オン・ファイアー
(2003年)
Live at the Union Chapel
(2004年)
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ウェルズ・オン・ファイアー』(原題:The Well's on Fire)は、イギリスプログレッシブ・ロックバンドプロコル・ハルム2003年に発表した通算11作目、再結成後としては2作目のスタジオ・アルバム

解説

ギタリストのジェフ・ホワイトホーンは、バッド・カンパニー脱退後、1991年12月よりプロコル・ハルムのメンバーとなり、1990年代にはプロコル・ハルムと並行してロジャー・ダルトリーポール・ロジャースのバンドでも活動した[2]。また、ベーシストのマット・ペグは、ブラインダーやジェスロ・タルでの活動を経て、1993年にプロコル・ハルム加入を果たした[3]

本作のレコーディングが行われたコスフォード・ミルは、クイーンロジャー・テイラーが設立したスタジオで[4]、「シャドウ・ボックスト」のレコーディングにはテイラーがゲスト参加した[1]。共同プロデューサーに起用されたレイフ・マッケンナは、過去にトゥ・パウ英語版ビッグ・カントリー、エディ・リーダー等の作品を手がけてきた[5]

Jim Eschはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「バンドは時代遅れの作品『放蕩者達の絆』に虚飾を与えていた音作りから脱却し、より逞しいロック・サウンドに回帰して、結果的には過去30年近くにおいての最高傑作となった」「この作品でプロコル・ハルムが多くの新しいファンを獲得するとは思えないが、彼らは改めてオールド・ファンを惹きつけてみせ、再び妥当な音楽を作れるようになったことを示した」と評している[6]

マシュー・フィッシャーは、本作リリースの翌年の2004年にバンドを再脱退し、2005年には過去のヒット曲「青い影」のロイヤルティをめぐる訴訟を提起した[7]

収録曲

13.はインストゥルメンタル。その他の曲の作詞はキース・リードによる。

  1. オールド・イングリッシュ・ドリーム "An Old English Dream" – 4:41
  2. シャドウ・ボックスト "Shadow Boxed" – 3:34
    • 作曲:ゲイリー・ブルッカー
  3. ローブ・オブ・シルク "A Robe of Silk" – 2:43
    • 作曲:ゲイリー・ブルッカー
  4. ブリンク・オブ・アン・アイ "The Blink of an Eye" – 4:42
    • 作曲:ゲイリー・ブルッカー
  5. VIP・ルーム "The VIP Room" – 4:55
    • 作曲:ゲイリー・ブルッカー
  6. クエスチョン "The Question" – 5:01
  7. ディス・ワールド・イズ・リッチ "This World Is Rich (For Stephen Maboe)" – 5:20
    • 作曲:ゲイリー・ブルッカー
  8. フェロウ・トラヴェラーズ "Fellow Travellers" – 4:47
    • 作曲:マシュー・フィッシャー
  9. ウォール・ストリート・ブルーズ "The Wall Street Blues" – 4:26
    • 作曲:ゲイリー・ブルッカー
  10. エンペラーズ・ニュー・クローズ "The Emperor's New Clothes" – 4:17
    • 作曲:ゲイリー・ブルッカー
  11. ソー・ファー・ビハインド "So Far Behind" – 3:51
    • 作曲:ゲイリー・ブルッカー
  12. エヴリ・ドッグ・ウィル・ハヴ・ヒズ・デイ "Every Dog Will Have His Day" – 5:20
    • 作曲:ゲイリー・ブルッカー、マシュー・フィッシャー
  13. ヴァイセルクレンツェナハト "Weisselklenzenacht (The Signature)" – 5:22
    • 作曲:マシュー・フィッシャー

参加ミュージシャン

アディショナル・ミュージシャン

脚注

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  1. ^ a b Procol Harum - The Well's On Fire (CD, Album) at Discogs
  2. ^ Guitarist, Mr Geoff Whitehorn”. procolharum.com. 2017年4月6日閲覧。
  3. ^ Matt Pegg”. procolharum.com. 2017年4月6日閲覧。
  4. ^ Studios”. Roger Taylor Beyond Queen - solo and with The Cross. 2017年4月6日閲覧。
  5. ^ Rafe McKenna | Credits | AllMusic
  6. ^ Esch, Jim. “The Well's on Fire - Procol Harum”. AllMusic. 2017年4月6日閲覧。
  7. ^ Eder, Bruce. “Matthew Fisher - Biography & History”. AllMusic. 2017年4月6日閲覧。



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