円城寺清とは? わかりやすく解説

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円城寺清

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/28 07:31 UTC 版)

円城寺 清
円城寺清
ペンネーム 天山
誕生 1870年11月
佐賀県小城郡晴田村
死没 1908年10月21日
東京都
墓地 青山霊園(東京都港区南青山
職業 新聞記者
最終学歴 東京専門学校邦語政治科
代表作 『大隈伯昔日譚』
子供 円城寺清臣(次男)
親族 円城寺杢内(父)
円城寺艮(弟)
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円城寺 清(えんじょうじ きよし、1870年明治3年)11月 - 1908年(明治41年)10月21日)は、日本ジャーナリスト。号は天山

人物・来歴

1870年11月、佐賀県小城郡晴田村(現小城市)に生まれる[1]1889年12月11日東京専門学校邦語政治科に入学する[1]

1892年7月15日に卒業した後に[2]郵便報知新聞に入社する[3]1893年9月1日号の第109回から1894年10月13日号の第296回までの「大隈伯昔日譚」の筆録者に抜擢される[3][注釈 1]。1894年、郵便報知新聞を辞める[3]

1898年5月、憲政党の組織に伴い、『憲政党党報』の編集を主宰する。憲政党の分裂後、『憲政本党党報』の主任記者及び発行兼編輯人となる。1898年11月4日、憲政本党の院外団「憲政同志会」の規約起草委員に指名され[注釈 2]、幹事に当選する[4][注釈 3]11月9日、憲政本党の院外者による大懇親会において運動委員会の設置が決議され、11月10日に運動委員会幹事に[注釈 4]11月13日に常務委員に選ばれる[4][注釈 5]11月29日、政務調査局第二部(大蔵、農商務)の担任となる[5][注釈 6] 12月8日の地租増徴反対同盟発起会において、「地租増徴反対同盟会」の常任幹事となる[6][注釈 7]

1899年2月、萬朝報の論説記者となる[7]

1902年7月から1903年12月まで、早稲田大学評議員となる[8]

1908年10月15日急性盲腸炎となり、10月19日佐藤順天堂病院に入院する。10月20日に手術を受けるが、10月21日午前8時15分に亡くなる[9]。享年39歳。墓所は青山霊園(1ロ9-12)

家族

次男に演劇評論家の円城寺清臣(1902-1977)、弟に商店雑誌社主筆の円城寺艮(?-1917)がいる。

著作

単著

執筆(大隈伯昔日譚)

脚注

注釈

  1. ^ この連載の添削を施したものが、1895年6月15日、立憲改進党党報局より刊行される[3]
  2. ^ 他に塩入太輔、山田猪太郎が選ばれる[4]
  3. ^ 他に岩崎万次郎、塩入太輔、黒須竜太郎高田早苗が選ばれる[4]
  4. ^ 他に安田勲、福田常松が選ばれる[4]
  5. ^ 他に波多野伝三郎守屋此助、山田猪太郎、山田烈盛合田福太郎、八木原繁祉、望月小太郎が選ばれる[4]
  6. ^ 他に大石正巳柴四朗武富時敏佐々木正蔵菊池九郎、武内正志、対馬健之助が選ばれる[5]
  7. ^ 他に富田鐵之助江藤新作、山田烈盛、末永純一郎が選ばれる[6]

出典

  1. ^ a b 佐藤 1972, p. 96.
  2. ^ 佐藤 1972, p. 97.
  3. ^ a b c d 佐藤 1972, p. 98.
  4. ^ a b c d e f 党報 & 1898-1, p. 47.
  5. ^ a b 党報 & 1898-2a, p. 42.
  6. ^ a b 党報 & 1898-2b, p. 43.
  7. ^ 佐藤 1972, p. 101.
  8. ^ 百年史 1997, p. 128.
  9. ^ 萬朝報 1908, p. 2.

参考文献

  • 「党報 憲政同志会の組織」『憲政本党党報』第1巻、憲政本党党報局、1898年12月1日、47-48頁。 
  • 「党報 政務調査局の設置」『憲政本党党報』第2巻、憲政本党党報局、1898年12月15日、42頁。 
  • 「党報 地租増徴反対同盟発起会」『憲政本党党報』第2巻、憲政本党党報局、1898年12月15日、42-43頁。 
  • 「円城寺清逝く」『萬朝報』第5457号1908年10月22日。
  • 佐藤能丸「天山 円城寺清略伝 ――『大隈伯昔日譚』復刻に寄せて――」『早稲田大学史記要』第5巻、早稲田大学大学史編集所、1972年3月31日、95-107頁。 
  • 「法人略史および歴代役員」『早稲田大学百年史 総索引年表』早稲田大学、1997年9月、95-173頁。 

外部リンク



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