具体的事件、事例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 23:41 UTC 版)
「ホームグロウン・テロリズム」の記事における「具体的事件、事例」の解説
1995年のオクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件。- 元アメリカ陸軍兵士のティモシー・マクベイ(アイルランド系白人。湾岸戦争にも従軍。白人至上主義の過激思想、武器の所有の自由に固執する過激思想の影響を受けた。)を主犯とする一味が、車爆弾でオクラホマシティ連邦地方庁舎を爆破し、子供19人を含む168人が死亡、800人以上が負傷した。 2021年にワシントンD.C.で起きた合衆国議会議事堂襲撃事件は、ドナルド・トランプの支持者などが選挙で敗北したことに不満を持ちアメリカ合衆国議会議事堂を襲撃・乱入し、そこにいた議員なども襲い、アメリカ合衆国議会の機能を停止させ、さらに警察官1人に傷を負わせ死亡させたテロであり、アメリカ国内からワシントンD.C.へと集結した自国産テロリズム襲撃(英語: domestic terrorism attack)とされており、それを行った500名以上が逮捕された。 2015年1月にフランスのパリで起きたシャルリー・エブド襲撃事件は、欧州において欧州人が移民に対して「異教徒」扱いをして差別や排斥をしていると、当然のことだが差別や排斥を受けた人は社会に不満を抱くようになり、やがて彼らを差別せず受け入れてくれるモスクに通うようになったりインターネット経由でイスラム過激派などとも連絡をとるようになり、結果として、移民として住んでいる国でテロ行為を行う、という事情が背景にある。 欧米では(難民受け入れが非常に遅れている日本とは異なっていて)中東地域・北アフリカ地域を中心としたイスラーム圏からの難民や移民も積極的に多数受け入れており、彼らは永住権を得たり、自国民となっているが(そうした人々にも福祉がしっかりと行き届いていればテロリストなどにはならないが、あいにくとそうなっておらず)、そうした(もともとは外国出身であっても)すでに「自国の人」になっている人々が国内で苦境に陥った結果テロを起こした場合も、「ホームグロウンテロ」に含めている場合は多い。 なおイスラム教は、ジハードという考え方によって人を過激化してホームグロウン・テロに向かわせる要因ともなりうる、と分析している人もいる。
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