偶然か故意か
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 23:52 UTC 版)
「ダーク・サイド・オブ・ザ・レインボー」の記事における「偶然か故意か」の解説
ピンク・フロイドのメンバーたちは、この有名な現象は偶然であると繰り返し述べている。『狂気』のリリース25周年のインタビューにおいて、ギター/ボーカルのデヴィッド・ギルモアは「どこかの暇人が『オズの魔法使』と『狂気』を結びつけることを思いついたんだ」と語り、このアルバムが意図的に映画とシンクロするように作られたことを否定した。2002年のMTVのピンク・フロイド特集では、バンドが『狂気』のレコーディングをしていた当時はスタジオで『オズの魔法使』を再生する方法が無かったと語り、『狂気』と『オズの魔法使』の関連性を否定した。 『狂気』のエンジニアのアラン・パーソンズは、2003年にこの"現象"を否定した。 私にそのことを教えてくれたのは、アメリカのラジオDJだった。何の役にも立たない完全なでたらめだよ。私は2年ほど前に初めて試してみた。フィアンセの子供の一人が例のビデオのコピーを持っていたので、それは一体どういった内容なのかを確認しなければと思った。ひどくがっかりしたよ。唯一気付いたことは、「生命の息吹き(Breathe)」の歌詞の"balanced on the biggest wave"の部分が、ちょうどドロシーが柵の上を綱渡りのように歩く時に出てくることだ。オーディオのプロなら誰でも指摘することは、映像と音楽がずれている部分が膨大にあるということだ。アルバムが終わるまでには、20秒くらいずれる部分もある。とにかく、テレビの音量を下げて適当なレコードをかければ、何かしらシンクロする部分を見つけることができるだろう。 ピンク・フロイドのドラマー、ニック・メイスンは1997年にMTVでこう語っている。「まったくばかげている。『オズの魔法使』とは何の関係も無い。すべての基となっているのは『サウンド・オブ・ミュージック』だ」
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