信州ほてい【シンシュウホテイ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10987号 |
登録年月日 | 2003年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | かき | |
登録品種の名称及びその読み | 信州ほてい よみ:シンシュウホテイ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 塚田幸朝、番場守彦、寺澤義三郎 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市信更町下平5224、長野県長野市信更町下平5181、長野県長野市篠ノ井岡田1833 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 塚田幸朝、番場守彦、寺澤義三郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、育成者の果樹園(長野県長野市)で発見された偶発実生であり、果形がやや扁円、大きさが中、果皮色が橙朱の育成地では11月上旬に成熟する不完全甘柿である。樹姿は中間、樹勢は強である。発育枝の長さ、節間長及び枝梢の太さは中、色は黄褐である。葉身の形は長楕円、上部の形は広、基部の形はやや鈍、横断面の形は内巻中、着生角度はやや下向き、葉の大きさはやや大、葉柄の長さはやや短、太さはやや細である。果実の形はやや扁円、縦断面の形は扁円、果頂部の形は円、微突は全果、果実横断面の形は方円、斜線溝は不明瞭で短、側溝、蒂部の皺及び果皮の亀甲紋は無、果粉の多少は多、蒂窪平面の形は正円形、側面の形は凹平、果梗の長さは長、太さはやや細、果心の形は短方形~長三角、太さは太、果実の大きさは中、果皮の色は橙朱、光沢は中、果実の座の有無は大、条紋の発生程度は多である。蒂の全形は基太肩平幅広、長短は幅広、大きさは中、先端の形は太円、果実に対する姿勢は直立外向である。果肉の色は橙、褐斑の大きさはやや大、密度はかなり密、分布は種子付近やや遍在、果肉の粗密は粗、甘味はかなり多、子室数は8.5以上、種子数は6以上、種子の形は三角、長短は長、厚さは中、種子の色は赤褐、大きさはやや小である。発芽期は早、雌花の開花期は中、成熟期は中で育成地においては11月上旬、花性は雌花のみ、甘渋性は不完全甘、蒂隙性は無である。「甘百目」と比較して、果皮の色が橙朱であること、果実の座が有ること、雄花が無いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和53年頃に育成者の果樹園(長野県長野市)において、交配親不明の偶発実生苗を発見し、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「ほてい」であった。 |
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