佳・日とは? わかりやすく解説

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か‐じつ【佳日/×嘉日】

読み方:かじつ

よい日。めでたい日。縁起のよい日。

「佳日」に似た言葉

佳日

作者津村節子

収載図書空中楼閣
出版社集英社
刊行年月1986.6
シリーズ名集英社文庫


佳日

作者太宰治

収載図書太宰治全集 6
出版社筑摩書房
刊行年月1989.2
シリーズ名ちくま文庫

収載図書太宰治全集 6
出版社筑摩書房
刊行年月1990.4

収載図書太宰治全集 7 小説
出版社筑摩書房
刊行年月1998.10

収載図書福島県文学全集 第1期(小説編) 第3巻(昭和編 1)
出版社郷土出版社
刊行年月2001.10

収載図書大活字版 ザ・太宰治全小説全二冊 下巻
出版社第三書館
刊行年月2006.10


佳日

読み方:カジツ(kajitsu)

作者 太宰治

初出 昭和19年

ジャンル 小説


佳日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 17:27 UTC 版)

佳日」(かじつ)は、太宰治短編小説。1944年に映画化された。

概要

初出 改造』1944年1月号
単行本 佳日』(肇書房、1944年8月20日)
執筆時期 1943年6月~7月上旬(推定)[1]
原稿用紙 40枚

1943年(昭和18年)4月29日、太宰の友人の塩月赳(しおつき たけし)の結婚式が目黒雅叙園で行われた[2]。太宰は身内代わりとなって結納を納め、式の打ち合わせを行うなど塩月のために種々尽力した。「佳日」はこのときの体験を素材にして書かれた。なお、塩月は1948年(昭和23年)3月17日にこの世を去っている[3]

結婚式に出席した山岸外史は、後年次のように記している[4]

この作品は、ほとんどが事実そのまゝの作品で、人物もよくつかまれており、正確にえがかれている。(中略) 太宰の友人を大切にしている状況が手にとるようにみえる。こんども読みかえしながら、友人に誠実であつた太宰を、もう一度、なつかしく思いだしたほどである。大隅忠太郎というのは、本名はSという男で、僕たちに共通の友人だから、彼の頭の禿げかゝつていることや、言動まで、じつに巧妙に正確に写しだされていることがわかるのである。瀬川教授は、多少、脚色されているが、これは、井伏鱒二氏である。

本作品は後述するように1944年(昭和19年)9月に映画化され、12月上旬には水谷八重子一座によって映画と同じ題名の「四つの結婚」で上演された。

あらすじ

四つの結婚(映画)

『四つの結婚』(1944年)

1944年9月28日公開の日本映画。製作は東宝。太宰は同年1月10日から13日まで、熱海の山王ホテルで八木隆一郎、如月敏と共に脚色に当たっている[1]

スタッフ

キャスト

脚注

  1. ^ a b 『太宰治全集 第6巻』筑摩書房、1990年4月27日、413-414頁。解題(山内祥史)より。
  2. ^ 山内祥史 『太宰治の年譜』大修館書店、2012年12月20日、260頁。
  3. ^ 山内祥史 『太宰治の年譜』前掲書、322頁。
  4. ^ 山岸外史「解説」 『太宰治全集第九巻』近代文庫、1955年9月20日所収。

関連項目

外部リンク




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