作品に対する反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 14:40 UTC 版)
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の記事における「作品に対する反応」の解説
作中においてヒロインである妹がおたく趣味に関する情報を集めるのに常用しているのが、実在の個人ニュースサイトであるという設定が話題になり、インターネット上では大きな反響があった(詳細は「#ウェブサイトとの連動」を参照)。著者の伏見にとって長編コメディーは本作が初挑戦であり、作風の変化を意外に受け止める読者も多かったという。 アニメ版第1話の放送直後には放送倫理・番組向上機構(BPO)内の「青少年に関する意見」にて、作中に架空や実在のアダルトゲームが登場する内容に対して批判的な意見も視聴者から寄せられた。(詳細は俺の妹がこんなに可愛いわけがない (アニメ)#作品に対する批判を参照)。 比較文学者、評論家の小谷野敦は、amazon.co.jpのカスタマーレビューにおいて「見た目のラノベっぽさに比較して、プロットはきわめて古典的である。文章、語彙などもきわめて整っている。オタクなるものの生態、語彙などの勉強にもなり、パターンが出尽くしてしまった直木賞系小説に対して、いわば王朝物語の末流に対する浮世草子の登場を思わせるものがある。なかんずく、作者の視点が冷静であるのがいい。かなり練り上げられた小説である」と本作について評価している。 作品の完結した12巻の発売直後には、ライターの前島賢が「読者の声に耳を傾け続けた作品であり、ラブコメとして誰を選びどう終わらせるかという作者の決断はかえって深刻なものとなったように思う」と述べ、選択から逃げずに物語を完結させた著者を称えた。
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