住友銀行尾道支店
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「三井住友銀行尾道支店」の記事における「住友銀行尾道支店」の解説
1895年(明治28年)11月1日、住友尾道支店は廃止し、「住友銀行尾道支店」が新たに開業する。この支店は住友銀行における全国初の支店となった。 1904年(明治37年)当時の尾道の金融街であった”銀行浜”で近代的な支店建物が造られることになる。木造平屋で外観はモルタル仕上げ、正面の3連する半円アーチの窓が特徴的な建物である。設計は住友本店臨時建築部(現日建設計)の野口孫市。 1938年(昭和13年)尾道支店は現在地である土堂1丁目に移転、そして2001年(平成13年)メガバンク三井住友銀行が発足したがこの支店は廃止されることなく、三井住友銀行尾道支店として存続している。現在の建物は2008年(平成20年)改修したもの。21世紀に入って福山市に福山支店が開設されたが、法人専用の空中店舗で個人客を受け付けておらず、それゆえATMも設置されていないため、今なお当支店が備後地方の拠点となっている。 なお明治期に建てられた旧尾道支店はカフェ・海運局・市役所分庁舎として用いられ2015年現在尾道市労働センターとして残っているが、文化財として具体的な活用を検討している段階である。 2019年7月22日に、2代目の尾道支店から隣接した場所へ新築移転し3代目の尾道支店が営業を開始した。なお、2代目の建物は尾道市が買い取り改めて保存・改修の予定である。
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