海運局
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/05 17:49 UTC 版)
提督参事会は、海運局 (de:Wasserschout) を管轄下に置いていた。同局はハンブルクで1691年から1873年にわたって存在し、船員と船長の間で発生する賃金問題の仲裁に携わった。このため海運局はハンブルクに出入りする全ての船について雇用、もしくは解雇された船員の名とその給料(de:Heuer、表では「ガージェ」(Gage)と書いている)を記した雇用表(Musterrolle)を作成した。この雇用表には航海中に生じた乗組員の増減も注記され、各港の領事から確認された。 また乗組員の交代の契機となった、航海中の出来事も記録されている。多くの場合、例えば航海日誌が紛失した時でも、これを通じて非常に詳しくハンブルクの船舶の航海が検証できたのである。
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