伝承・民俗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 06:13 UTC 版)
クモは糸を紡ぐ事から、機織を連想させるエピソードが見られる。 日本には、古来クモを見ることによって縁起をかつぐ風習が存在する。代表的なのは、いわゆる「朝蜘蛛」「夜蜘蛛」という概念であり、「朝にクモを見ると縁起が良く、夜にクモを見ると縁起が悪い」とするものである。ただ地方によって様々な違いがあり、例えば九州地方の一部ではクモを「コブ」と呼称するため、夜のクモは「夜コブ(「よろこぶ」を連想させる)」であり、縁起が良いものとされる。 絡新婦(女郎蜘蛛、ジョロウグモ)は、その外観から、細身で華やかな花魁を連想して命名されたものである。 ギリシャ神話におけるアラクネの物語。 古代日本で、大和朝廷に抵抗した異族として『日本書紀』などに記された土蜘蛛。 タランチュラ:ヨーロッパの伝説上の毒蜘蛛で、噛まれると踊り狂うといい、その際の音楽がタランテラとなった。
※この「伝承・民俗」の解説は、「クモ」の解説の一部です。
「伝承・民俗」を含む「クモ」の記事については、「クモ」の概要を参照ください。
伝承・民俗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 16:19 UTC 版)
ケルト神話において、モリガン、テトラの妻あるいはカリアッハベーラの顕現だったとされるズキンガラスがクー・フーリンの今際の際に肩に乗ったとも伝えられている。この話は戦神モリガンの伝承としてハイランド地方とアイルランドにおけるフェアリー伝承と関連付けられ、18世紀、ズキンガラスはフェアリーから魔法の力を授かっていると考えられており、スコットランドの牧羊者は羊の群れを見逃してもらうためにズキンガラスに捧げものをする儀式を行っていた。 フェロー諸島には、聖燭祭の朝に出かけた未婚者が石や骨、芝生をズキンガラス目掛けて投げ、そのズキンガラスが海へ飛んでいけば夫は外国人で、農場や家に飛べばそこの男性と結婚し、じっとしたままであれば未婚のままという伝承がある。
※この「伝承・民俗」の解説は、「ズキンガラス」の解説の一部です。
「伝承・民俗」を含む「ズキンガラス」の記事については、「ズキンガラス」の概要を参照ください。
- 伝承・民俗のページへのリンク