会戦の終結とは? わかりやすく解説

会戦の終結

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 04:24 UTC 版)

イラワジ会戦」の記事における「会戦の終結」の解説

3月28日、第33軍(決勝軍)指揮所においてこの後作戦決め重要な会議が行われた。第33参謀辻政信大佐自軍対戦車戦闘による多大な損害述べた上で、 「敵戦車1両を破壊するのに火砲1門と人員50名の犠牲とを必要とする。したがって残存100両の戦車破壊するためには約80門の火砲と5千の人員補充しなければならないそれまでにしてなお、作戦継続しメイクテーラ奪還強行しなければならぬかどうか方面真意承りたい」 と田中方面軍参謀長詰め寄り、いまだ攻撃意思持っていた田中参謀長をしてついに第33軍の任務解除承諾させた。これによりイラワジ会戦終結した。 イラワジ渡河以降3月末までの英連邦軍損害概算して1万8千名(内7500戦病者)で、日本軍の損害概算して12913名である。この後後退戦において日本軍は、敗戦まで15万人上の戦死者出している。あえて決戦強行したことによってビルマ方面軍破滅早めてしまったことは日本軍にとって大きな痛手となったまた、マンダレー失陥ビルマ人民の変心を招くという政治上の打撃となっただけでなく、第15軍兵站支援中枢失い、第33軍は後方連絡線遮断されてしまった。『戦史叢書 イラワジ会戦』において、不破編纂官は「方面軍はイラワジ河畔連合軍邀撃すべく、強力にイラワジ会戦指導したが、その強気作戦指導第一線兵団実情合わず戦局急速に悪化した。そしてメイクテーラ失陥によって最後止め刺された」と総括している。

※この「会戦の終結」の解説は、「イラワジ会戦」の解説の一部です。
「会戦の終結」を含む「イラワジ会戦」の記事については、「イラワジ会戦」の概要を参照ください。

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