今泉慎太郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 07:44 UTC 版)
「古畑任三郎の登場人物」の記事における「今泉慎太郎」の解説
読み - いまいずみ しんたろう 演 - 西村雅彦 古畑の部下で、階級は巡査。 「巡査・今泉慎太郎」第10回の時点で34歳。本編第13回の時点で35歳、第41回の時点で45歳。法学部卒。古畑にこき使われる、イタズラの標的にされるといったように古畑にいいように使われている。第1シーズン第10話で痔の手術をしている。自律神経失調症で二度(1995・1996年)一時休職。 当初は頼りないもののごく普通の刑事として描かれていたが、後述のように第2シーズン以降は軽薄かつ慌て者で間の抜けた一面が強調されており、西園寺に「あれほど役に立たない人がいると思いませんでした」、小清水潔(明石家さんま)には、「単細胞なやっちゃなあ」「アホやな」と言われている。しかし、彼の無意味な行動が事件解決のヒントをもたらすことも多々あり、古畑にはある意味で認められている。 美術クラブのオークションで(自分のミスで)ローンを組んで買った125万の仏像を(実際にはかなり出来の悪い代物とはいえ)その日のうちに古畑に壊された。今泉自身も時に古畑への不満を口にすることはあったものの、長年直属の部下として古畑と共に捜査の前線にいたことで、古畑に対しては心から尊敬・敬愛しており、第3シーズンになると古畑の信頼と寵愛を一心に受ける西園寺に嫉妬の感情を露わにすることも多かった。 額が広く、作中登場するあだ名は「ピカさん」、「デコさん」、「デコ」(警察内)、「でこっぱち」、「タコ」(古畑が命名)、「ハゲ」、「タコ坊主」(小清水弁護士が命名)。何かと体調を崩しやすく、痔や自律神経失調症で入院したり、走りすぎて病院送りになったり、外で長時間立たされて風邪を引いたこともある。 警視総監を目指している(しかし、ノンキャリアであるため実現する可能性はゼロである)が、同期はみな警部へ昇進している中、1人巡査の身にある自身を恥ずかしく思っているらしく、第41回では転職も考えていることを口にした。 小説版には登場しない(「額の広い刑事」と描写されたそれらしき人物が1度だけ登場する(「おめでとう、アリ先生」)が、今泉慎太郎であるとは語られていない)。脚本家の三谷幸喜が後書きで述べたところによると、視点を犯人側に移した結果、今泉が登場する必要が無くなったからとのことである。三谷幸喜にすら「史上最低のワトソン」と言われ、DVDの登場人物の解説でもこの名称が使われることがあった。
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