旧飯地公民館(五毛座)
名称: | 旧飯地公民館(五毛座) |
ふりがな: | きゅういいじこうみんかん(ごもうざ) |
登録番号: | 21-0173 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造2階一部地下1階建、瓦葺、建築面積427㎡ |
時代区分: | 昭和中 |
年代: | 昭和26年/昭和36年・昭和40年・昭和48年頃・平成14年改修 |
代表都道府県: | 岐阜県 |
所在地: | 岐阜県恵那市飯地町字中下185-1 |
登録基準: | 国土の歴史的景観に寄与しているもの |
備考(調査): | 公民館兼地芝居小屋として建設。 建築年代は棟札による。設計は大橋告一、棟梁は山口豊三郎。 |
施工者: | 山口豊三郎 |
解説文: | 南と西に接道し、南面して建つ。木造2階一部地下1階建、建築面積427㎡ 。南北棟の半切妻造桟瓦葺。正面は下見板張で、中央に寄棟屋根を付け入口ポーチとする。内部は花道を備えた舞台や、客席の平土間や桟敷席を設け、地芝居小屋として親しまれている。 |
五毛座
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 19:20 UTC 版)
五毛座 | |
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情報 | |
用途 | 芝居小屋 |
竣工 | 1951年 |
所在地 | 〒509-8232 岐阜県恵那市飯地町字中下185-1 |
座標 | 北緯35度28分55.2秒 東経137度17分22.1秒 / 北緯35.482000度 東経137.289472度座標: 北緯35度28分55.2秒 東経137度17分22.1秒 / 北緯35.482000度 東経137.289472度 |
文化財 | 登録有形文化財 |
指定・登録等日 | 2010年1月15日 |
五毛座(ごもうざ)とは、岐阜県恵那市飯地町字中下185-1にある芝居小屋である。2010年(平成22年)には登録有形文化財に登録された。
完成時の名称は飯地公民館であり、1983年に五毛座に改称している。五毛座の名称は、所在地の自治会の名称「五明」(ごもう)に因む。
岐阜県(美濃国・飛騨国)では、地元の人々による地芝居(歌舞伎)が盛んに行なわれており、数多くの芝居小屋が建てられた。現在も各地で歌舞伎保存会が活動している。特に東濃地域(中津川市・恵那市)は盛んであり芝居小屋も残っている。五毛座もその一つである。4月第2日曜日、太田神社の例祭時に飯地歌舞伎保存会により飯地歌舞伎公演が行われる(公演は隔年開催)。
歴史
江戸時代後期の美濃国加茂郡飯地村(後の恵那郡飯地村、現在の恵那市)では、太田神社などの神社境内で狂言芝居が行われ、神社の拝殿を兼用した舞台が数箇所建てられていた。太平洋戦争で狂言や芝居は中断したが、終戦後には青年団を中心に各組が持ち回りで公演を再開した。
年表
- 1951年(昭和26年) - 公民館兼地芝居小屋の施設として、飯地公民館が落成する。
- 1983年(昭和58年) - 別の場所に飯地公民館が完成。五毛座に改称し、地歌舞伎公演専用の施設となる。
- 2003年(平成15年) - 老朽化により改修工事が行われる。
- 2010年(平成22年)1月15日 - 「旧飯地公民館」として、国の登録有形文化財に登録される[1]。
- 2024年(令和6年)4月 - 大規模改修により、天井と床の張り替え、楽屋の増築が行われる。
建築
元々は公民館兼地芝居小屋として建設された木造2階地下1階の施設である。花道を備えており、客席として平土間、1階・2階桟敷席が設けられている。公民館の設備として、集会所の和室とし、大広間がある。
アクセス
- 自動車
岐阜県の芝居小屋
岐阜県は地芝居が盛んな地域であり、江戸時代から昭和時代に建設された木造芝居小屋が残っている。主な芝居小屋は以下のとおりである。
- 鳳凰座(下呂市)
- 白雲座(下呂市)
- 黒川の東座(加茂郡白川町)
- 蛭子座(中津川市)
- かしも明治座(中津川市)
- 常盤座(中津川市)
- 五毛座(恵那市)
- 熊野座(恵那市)
- 美濃歌舞伎博物館 相生座(瑞浪市)
- 村国座(各務原市)
- 皆楽座(各務原市)
脚注
- ^ “旧飯地公民館(五毛座)”. 岐阜県. 2013年5月14日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 旧飯地公民館(五毛座) 国指定文化財データベース
- 五毛座のページへのリンク