事実上の撤退へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 09:39 UTC 版)
初期~中期のモデルは「パソコンがなくても(ミニコンポやラジカセで)CDやMDなどから簡単にダイレクト録音が可能」ということを売りにしていた。しかし、そのセールスポイントが消費者のニーズに合わなかったためか、他社製品に比べて知名度、人気が低く不振が続いた。最終シリーズ(Vシリーズ、Mシリーズ)では、ダイレクト録音機能を廃止し、同社製Memory COMPOシリーズ(UX-GM77、UX-GM55)天面にダイレクトドッキング可能な「アルネオドック」を搭載し、テコ入れを行ったが状況は変化しなかった。これによって2009年4月に最上位機種であったXA-V80の生産を終了。他のモデルも相次いで生産が終了し、現在、alneoシリーズは全機種生産終了となっている。ホームページ上では2010年5月まで一部機種(XA-V80を除くVシリーズ及びMシリーズ)が現行機種扱いとして掲載されていたが、現在は全ての機種が「生産完了」と記載され、「生産完了品」のページに移動されている。製品カタログ上でも2010年夏号以降ラインナップから削除された。特設サイト「alneo style!」も、2009年夏頃に閉鎖となった。また、ビクターならではの高音質で支持を得ていたXA-V80,V40,V20も生産終了から相当の年月が経過しており、店頭での購入や取り寄せはほぼ不可能となっている。メーカー対応は現在修理サポート(補修用性能部品の最低保有期間は各機種の生産終了後6年間(ビクターによると、Vシリーズの取扱説明書には8年間との記載があるが、これは誤表記。))およびホームページ上のファームウェアアップデートとなっている。以上から、事実上撤退状態であるが、正式な撤退発表は行われていない。ビクターはこれについて「他社との競争に対抗出来ず、現在開発を中断している」としている。 2009年10月にalneoの後継機種ではないものの、型番にXAが付いたポータブルデジタルレコーダー「レッスンマスター XA-LM1」を発売した。
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