主要テキスト・注釈書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 01:19 UTC 版)
以下に主要なテキスト、注釈書類を掲げる。『保元物語』の注釈は江戸時代以来多く出されているが、ここでは主として戦後に出版されたものをとりあげる。 『参考保元平治』ISBN 978-4642041959 彰考館が元禄2年(1689年)に書写、同6年に出版した注釈書。数種の諸本を校合して、異同について詳しくふれている。国書刊行会から出版され、現在はオンデマンド出版で入手可能。 『新註国文学叢書 保元物語』 高橋貞一による金刀比羅本・流布本の翻刻。講談社より刊行。 『半井本保元物語と研究』 高橋貞一・山岸徳平による半井本の翻刻と諸本に関する研究。未刊国文資料刊行会より刊行。 『保元物語 平治物語』 岩波書店・日本古典文学大系のうちの1冊。永積安明・島田勇雄が校注を担当。 『鎌倉本保元物語』 北川忠彦・竹川房子・犬井善壽による鎌倉本(上・下巻)と文保本(中巻)の翻刻。詳細な諸本研究編を附している。三弥井書店より刊行。 『保元物語 平治物語』 角川書店・鑑賞日本の古典のうちの1冊。永積安明が担当。注釈に加えて基礎的な解説も充実している。 『保元物語注解』 御橋眞言による注釈書。続群書類従完成会より刊行。第9類本である流布本を底本とし、漢籍・史料などの出典についてとくに詳しい。 『保元物語 平治物語 承久記』ISBN 978-4002400433 岩波書店・新日本古典文学大系のうちの1冊。栃木孝惟・日下力・益田宗・久保田淳が校注(『保元物語』は栃木氏担当)。 『将門記 陸奥話記 保元物語 平治物語』ISBN 978-4096580417 小学館・新編日本古典文学全集のうちの1冊。矢代和夫・柳瀬喜代志・松林靖明・信田周・犬井善壽が校注、訳(『保元物語』は犬井氏担当)。 『保元物語』ISBN 978-4585070689 勉誠出版・現代語で読む歴史文学の1冊。武田昌憲の訳。 『半井本 保元物語 本文・校異・訓釈編』 笠間書院・古態本とされる系統の本文と文保・半井本系統諸本間での校異を示す。坂詰力治・大村達郎・関明子・池原陽斉共編。
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