主力製品類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 16:15 UTC 版)
シスコは、特定の製品やソリューションの枠組みを超え、それらを連携した 「アーキテクチャ」としてコラボレーション、セキュリティ、エンタープライズネットワーク、データセンターと仮想化、サービスプロバイダを定義している。シスコのアーキテクチャは人、データ、プロセスをいつでも、どこでもシームレスに安全につなげることで、ビジネスに変革をもたらすとしている。 コラボレーション メッセージング・ビデオ、Web会議・電話をシームレスに連携し、組織や環境の壁を越えたコミュニケーションを実現。クラウドまたはオンプレミスで場所を問わず高品質なコラボレーションを提供する。クラウドサービスのCisco Webexやビデオ会議端末のCisco TelePresenceシリーズ、Cisco Unified IP Phoneシリーズなどがある。 セキュリティ 標的型攻撃、DDoS攻撃、なりすましメール、Web不正アクセス、ランサムウェアとなど、サイバー攻撃は日々進化する中、インシデント防止のみに対処するのではなく、エンド ポイントを含むネットワーク全体の可視化と、侵入後までを想定したサイバーセキュリティ対策をサポート。一連の攻撃活動に対し、複雑さを軽減し、既知だけでなく未知の脅威も可視化し、入口/出口対策に加え内部対策まで連携して防御。テクノロジーだけでなく、人、プロセスまでもサポートするサービス提供まで、包括的なセキュリティソリューションを提供する。 エンタープライズネットワーク デジタル時代に求められるシンプル化、自動化を実現する、オープンで、サービス中心のネットワークソリューション。ビジネスニーズに素早く対応し、誰もが安全で使いやすく、ビジネスに貢献できるインテントベースのネットワーク基盤を提供する。スイッチのCatalystシリーズ、サービス統合型ルータのCisco ISRシリーズ、ワイヤレスアクセスポイントのCisco Aironetシリーズやクラウド管理型のCisco Merakiシリーズなどがある。 データセンターと仮想化 コンピューティング、ストレージ、そしてネットワークを統合し、コストの低減、拡張性と管理性の向上、シンプルな運用を実現するデータセンターソリューションを提供。データセンターネットワーキングのCisco Nexusシリーズ、コンピューティング、ストレージ、ネットワーキングを統合し、シンプルで迅速な導入を可能にするUCSサーバ、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)のCisco HyperFlexなどがある。 サービスプロバイダ― デジタル時代にめまぐるしく変化を遂げる市場ニーズに対し、サービスプロバイダーがよりオープンで弾力性かつ拡張性に優れた次世代ネットワークの構築を可能にするソリューションを提供。コアルータNCS6000シリーズ、キャリアイーサネットプラットフォームのASR9000シリーズ、ケーブル事業者向けCCAP用コンバージドブロードバンドルータのcBRシリーズ、モバイル事業者向けパケットコアのASR5000シリーズからサービスオーケストレーションを実現するCisco NSOなどがある。
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