主人公の双子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 08:48 UTC 版)
加治屋 杏花音(かじや あかね) 生日:6月1日 美人で運動が得意な双子の妹。中学では柔道部のエースで男女問わず高い人気を誇るアイドル的存在。反面勉強は苦手で赤点や追試の常連であり、3年時は成績不振者が集められる7組所属となった。しかしこれらは勉強に対する苦手意識の強さから勉強を避けるという悪循環を続けてきた結果であり、しっかり勉強すればそれなりの成績を取れるため本当の意味で頭が悪いわけではない。 性格は良く言えば素直で真っ直ぐ、悪く言えば子供っぽく短絡的で、悪意はないものの深く考えずに行動に移して事態を引っ掻き回してしまうことも少なくない。しかし彼女の真っ直ぐな生き方に影響を受けた友人は多く、なんだかんで周囲の人々から愛されている存在である。 蒼に対しては幼い頃から何かと比較されてきた経験から強いライバル心を持っており、嫌っていることを公言して憚らないが、実際には喧嘩するほど仲が良いを地でいっており、お互いを大切に思っている。また蒼への対抗心が努力の原動力になっている面もあり、「同じフィールドで正々堂々と戦う」ために蒼の志望校である難関校・緑清高校を目指すべく猛勉強に励むことに。 物語当初は精神的に幼い部分が目立ち、慎からの告白を受けても本当の意味でそれを理解できていなかった。しかし友人たちの恋愛模様や勉強を通して将来を見据えるようになったことで成長し、夏休みに慎が帰郷した際に再度の告白を受けた時には返事をして、晴れて恋人になっている。しかしその直後に卒倒したのをきっかけに、頭痛や鼻血、内出血といった体の異常に度々襲われるようになる。 加治屋 蒼(かじや あおい) クールで成績優秀な双子の兄。物語開始時は不登校で引きこもっていたが、復帰直後の試験であっさり学年1位を取るなど極めて優秀。 生日:6月1日 あまり自分の気持ちや考えを表に出すタイプではないが、家族や友人に対しては揺ぎない愛情と信頼を抱いている。特に双子の妹である杏花音への想いは強く、彼が並外れて勉強するのも、幼い時に杏花音と交わした獣医になるという約束を守るためである。冒頭の不登校も自分の存在が杏花音を傷付けているのではと考えたゆえの行動だった。また幼馴染の香鈴に対しても自分たち双子の理解者として特別強い信頼と好意を持っており、今は勉強に集中したいという考えから自分から動くことはなかったものの、香鈴からの告白は拒むことなく受け入れた。
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