中田勇次郎とは? わかりやすく解説

中田勇次郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/27 13:01 UTC 版)

中田 勇次郎(なかだ ゆうじろう、1905年明治38年)1月7日 - 1998年平成10年)10月23日)は、日本文学者大谷大学教授・京都市立美術大学など歴任。専門は書道史中国文学有廬(ゆうろ)、書斎心花室(しんげしつ)と称した。

主な研究対象は王羲之米芾黄庭堅空海貫名菘翁など。

略歴

その他の勤務大学

学問・業績

浩瀚な著述を残しているが、その研究分野は次の6つに分類できる。

以上の中で中国文学の詩余(漢詩)の研究と書道史の研究に重きが置かれ殊に書道史の研究においては質・量ともに日本の第一人者であり、その著作は翻訳され中国欧米諸国でも高い評価を受けている[要出典]

学外での役職

著作

単著

編著

  • 『書道藝術』中国篇・日本篇 全24巻、中央公論社 1970年ほか、普及版1980年ほか、新装版2001年
  • 『中国書人傳』中央公論社 1973年。中公文庫、2015年7月
  • 『日本書人傳』中央公論社 1974年。中公文庫、2015年8月
  • 王羲之講談社 1974年、再版1978年
  • 『中国書論大系』全15冊 二玄社 1977-1999年。全18巻予定だったが3巻分が未刊

共編

  • 『弘法大師真蹟集成』全13冊 法蔵館 1973年-1975年、縮刷版全2巻 1979年
  • 『文人画粋編』全20巻 中央公論社 1974年-1979年、新装版1986年
  • 『欧米収蔵 中国法書名蹟集』全5巻 中央公論社 1981年-1983年
  • 『貫名菘翁』二玄社 1982年
  • 『中国書道全集』全8巻別巻1 平凡社 1986-1989年

全集

  • 『中田勇次郎著作集 心花室集』全10巻 二玄社 1984年-1987年
  1. 『中国書論史/中国書論集/中国書道史』
  2. 『中国書道史論考 魏晋南北朝篇』
  3. 『中国書道史論考 隋唐篇・北宋篇』
  4. 『中国書道史論考 南宋元篇・明清篇』
  5. 『日本書道史/日本書道史論考 上』
  6. 『日本書道史論考 下』
  7. 『文房清玩史考/文房四宝』
  8. 『文房清玩 一』
  9. 『文房清玩 二/文人画論』
  10. 『碑帖題跋記/中国印章概説/日本印章概説』

脚注


参考文献

  • 杉村邦彦「追悼 中田勇次郎先生の生涯と業績」『書論 』第31号。
  • 中田勇次郎先生頌寿記念論集刊行会『東洋芸林論叢』 平凡社 、1985年、ISBN 4582273319




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