莫是龍とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 作家 > 詩人 > 中国の詩人 > 莫是龍の意味・解説 

莫是龍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/26 09:18 UTC 版)

莫是龍の画像

莫 是龍(ばく しりゅう、1539年 - 1587年)は、明代に活躍した書家文人画家である。董其昌に画法を伝えたことで知られ、よき先輩として董其昌とともに革新的芸術運動のリーダー格として活躍した。

はじめ字を雲卿としたが後に廷韓に改めている。号は秋水または後明といった。松江府華亭県の出身。

生涯

当時有名な書家で高級官僚であった莫如忠を父に持ち、14歳で諸生になりさらに貢生なったが科挙にはついに及第できなかった。しかし、天賦の文才がありに優れた。書は王世貞に激賞される程だった。画は黄公望に私淑したとされるがその作風は文徴明呉派の影響が色濃い。16歳年下の董其昌に画法を伝授し、その後、董らと松江派(華亭派)を興し革新的な芸術運動の中心メンバーとして活躍した。書画の鑑定・画論にも長け、法帖『崇蘭館帖』を刻している。晩年、子に先立たれて貧困生活のうちに没した。

莫是龍の著作『画説』には、董其昌の画論とそっくりな南北宗論が掲載されている。どちらがオリジナルであるか決着していないが中田勇次郎は董其昌に軍配を挙げている。

主な作品

出典





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「莫是龍」の関連用語

莫是龍のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



莫是龍のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの莫是龍 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS