世間的な反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/12 17:30 UTC 版)
「ウィ・ビロング・トゥゲザー」の記事における「世間的な反応」の解説
過労、神経衰弱による入院騒動を始めとした様々なゴシップ報道、主演映画『グリッター』並びに同映画サウンド・トラックアルバムの大コケ、それらに伴う移籍したばかりのEMI傘下のヴァージン・レコードからの契約破棄など、2001年から2003年にかけてマライアは不運に見舞われ、結果彼女の人気は大幅に低下した。そして、多くの人々が「彼女の歌手生命は終わった」「マライアはキャリア最大の危機に直面している」といった見方をしていた。 しかしながら、その後北アメリカのラジオ局で2005年3月26日よりこの楽曲のラジオエアプレイが開始されると、「ウィ・ビロング・トゥゲザー」は大量オンエアを記録し、特大ヒットとなった。この楽曲はアメリカ合衆国のチャート組織ビルボードによる総合シングルチャートBillboard Hot 100において、2005年4月16日付のチャートで81位で初登場し、その後14週にわたって1位を記録。ブラックミュージックの主要チャートHot R&B/Hip-Hop Singles & Tracksにおいても、14週連続で1位を獲得した。なかでも、2005年8月6日付のチャートでは、Hot 100、Hot 100 Airplay、Hot R&B/Hip-Hop Singles & Tracks、Hot R&B/Hip-Hop Airplay、Pop 100 Airplay、the Mainstream Top 40、Rhythmic Top 40、Hot Dance Music/Club Play、Hot Ringtonesと9つものチャートの第1位を同時に独占するというビルボード史上初の快挙も達成した。なおこの1週前には、ビルボードの8つのチャートで同時に第1位を獲得している。 またエアプレイ調査会社Mediabaseとニールセン・BDSは「ウィ・ビロング・トゥゲザー」がアメリカ合衆国においていくつかのエアプレイ数記録を塗り替えたとし、1日のエアプレイ数と1週間のエアプレイ数がそれぞれBDS史上最大の3120万回、2億1210万回を記録したと発表した。ビルボードの2005年の年間シングルチャートでは、「ウィ・ビロング・トゥゲザー」はマライアの音楽キャリア史上初となる年間チャート第1位に選出された。 この楽曲は、アメリカ合衆国以外の国の音楽市場でも成功を収めている。オーストラリアのチャートでは初登場1位となり、2週にわたって連続1位を記録した。更にニュージーランドのシングルチャートとカナダのエアプレイチャートでは3週にわたり2位を記録した。プロモーション活動に最も力を入れたイギリスでは、2パックの「ゲットー・ゴスペル」のDLセールス39,436ユニットにわずか392の差で敗れ、2位となった。大陸ヨーロッパではスペイン、アイルランド、オランダ、デンマーク、スイスでトップ5入り、ノルウェーでトップ10入り、フランス、ベルギー、スウェーデン、ドイツでトップ20入りと並のヒットとなった。 この楽曲、また収録アルバムの特大ヒットをもってマライアは復活を果たし、低迷期は終わりを告げることとなった。
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