世界の類話とは? わかりやすく解説

世界の類話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 23:43 UTC 版)

因幡の白兎」の記事における「世界の類話」の解説

島から戻る話 シベリア少数民族民話に、アオサギによって孤島運ばれてたキツネアザラシ頭数数えと言って一列に並ばせ、背を渡って戻る場面がある。キツネ渡った先で猟師獲物となり、毛皮はがされる小鹿の例 インドネシア因幡の白兎類型する話が見られるが、ウサギではなく小鹿とされる洪水のために川を渡れなくなった鼠鹿が騙して集め、背を踏み歩いて渡り愚かなあざけるウサギの尻尾が短い理由を説明する話 アフリカ民話では、湖を迂回するのを億劫がったウサギ親類の数を誇るワニ挑発し、その自慢本当数えると騙して渡るが、ワニ尻尾食いちぎられてしまい、そのために現在のウサギ尻尾は短いと説明される。 袋を持った人間動物助け、あるいは動物助けられる『古事記』草薙剣の話) 倭建命が火に囲まれたときに叔母からもらった袋とネズミおかげで難を逃れた話として知られる大国主が袋を背負ってやってきてウサギ助け本項の『稲羽白兎』を想起させる西アフリカサバンナ地帯口承民話 草原ワニが火に囲まれ困っていると、通行人が、ワニを袋に入れて背に担ぎ、湖まで運んでやる。袋からワニを出すと、ワニは「腹が空いているからお前を食べる」という。人間は、「助けてやったのだから、食べないでくれ」と頼む。そこで、ワニは、湖に飲みに来たロバたちに意見をきく。ロバたちは、我々は人間助けて乗り物となった荷物運んだりするが、感謝されことはなと言う動物たち責められ窮地立った人間を、唯一ウサギ助けてくれる。 知恵者ウサギが、「この袋は小さすぎる。人間は、本当にこの袋にワニ入れてここまで運んできたのか。もう一度袋に入ってみてくれないか」とワニにいう。そこで、再びワニが袋に入ると、ワニ人間撲殺され、食用とされることになったワニ入った袋を背負った人間帰ると、子が病に伏せっていた。助けるにはワニの血とウサギの肉が要る。ちょうどワニウサギ知恵おかげで袋に入れて持ちかえっている。あとはウサギだが、助けてくれたウサギがいる。ウサギ人間の話をこっそり聞き、すでに逃げ出していた。

※この「世界の類話」の解説は、「因幡の白兎」の解説の一部です。
「世界の類話」を含む「因幡の白兎」の記事については、「因幡の白兎」の概要を参照ください。

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Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの因幡の白兎 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

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